中古車を個人売買をする際の手続き方法やトラブル回避策を解説

中古車を個人売買する方法

中古車を個人売買する方法

近年はインターネットが発達しており、ネットを通じて個人で中古車の売買をすることも可能となりました。

また、直接知り合いと売買する方法もあります。

具体的な方法と、売買が確定するまでの流れについてご紹介しましょう。

直接知り合いと売買する

最も簡単な方法です。

特にお互いに信頼できる立場にあるのなら、その後のトラブルの心配も少なくなるでしょう。

車の状態を確認した上でお互いが納得できる金額交渉をするわけですが、ここで双方が納得できる金額に落ち着かなければ、売買は確定しないことになります。

また、個人で売買する場合もお金と車のやりとりだけではなく、手続きが必要です。

できるだけ契約書を交わし、任意保険や名義変更といった手続きも忘れないように行わなければなりません。

個人向けオークション

インターネットのシステムを用いたオークションも人気です。

出品する側は自動車の画像を撮影し、必要な書類を準備します。

ネット上から車の情報を入力して出品したら落札者を待ち、車体と書類を渡しましょう。

落札する立場にある方は出品者の評価や情報をよく確認し、信頼できる車を落札することが大切です。

なお、どちらが名義変更をする中によって必要になる書類も異なるので、注意しましょう。

オークションの場合は開催期間が決められているので、その間に入札がなければ売買は成立しません。

また、入札があっても相手の支払いが確認できないような場合はキャンセルとなります。

フリマアプリ

スマホから気軽に利用できるフリマアプリでも中古車の売買が可能です。

基本的な流れは個人向けオークションを利用する場合とほぼ同じになります。

オークションと異なるのは、開催期間が定められていないということ。

また、オークションは安い金額から始まり数人で競り合っていく形になるのに対し、フリマアプリは直接値下げ交渉も可能です。

出品者の設定した金額に納得できる購入者が見つかった場合に取引に進んでいくことになります。

個人売買する際に必要な手続き

個人売買する際に必要な手続き

中古車を個人売買する場合には、次のような手続きや書類が必要です。

用意しておかなければならない書類は早めに確認し、手配しておきましょう。

手続きについて

必ず必要になるのが、車両の名義変更と、自賠責保険の名義変更です。

それから、現在任意保険を契約している方が車を売却し、新しい車を購入しないようなケースでは加入している任意保険の契約解除手続きをしなければなりません

中古車を売却して新しい車に乗り換える方は任意保険の車両入替手続きを行いましょう。

中古車を購入する立場にある方の中には、初めて車を購入しようと考えている方もいるはず。

この場合は新たに任意保険に加入することも検討しなければならないため、保険加入の手続きが必要です。

書類

まず、購入者が準備しなければならない書類として挙げられるのが、車庫証明と印鑑証明書です。

これらは、名義変更をするのに必要なのですが、管轄エリアにある警察署で車庫証明の発行を依頼してから取得できるまでには3日~7日程度かかります。

即日交付はできないので注意しておきましょう。

続いて売り手が準備しなければならない書類が、車検証と委任状、譲渡証明書、印鑑証明書の4つです。

これらは名義変更時に必要になります。

この他に自賠責保険証明書と自動車税納税証明書、リサイクル券も準備しておきましょう。

また、現在住んでいる住所と車検証に記載されている住所が違う場合は住民票や戸籍謄本が必要になります。

個人売買で発生し得るトラブルと回避策

個人売買で発生し得るトラブルと回避策

中古車の個人売買は何かとトラブルが発生しやすい方法でもあります。

代表的なトラブルと対策をおさえておきましょう。

購入者が代金を払ってくれない

このトラブルを避けるためには、車を引き渡す前に代金の支払いをしてもらうことが大切です。

しかし、購入者からすると「お金だけを受け取って車を渡してくれないかもしれない」といった不安に繋がるので、引き渡しと支払いを同時に行う方法を検討してみてはいかがでしょう。

手続きに時間がかかる

お互いに用意しなければならない書類がありますが、買った方が書類の準備に手間取ったり、対応してくれず手続きが遅れたりすることがあります。

スムーズな手続きができるように、お互いに必要な書類を事前に確認しておきましょう。

引き渡し後の故障

引き渡してもらった時には問題なかったものの、後から見えないところに傷が見つかったり、すぐに故障したりしてしまうケースもあります。

売却する方は隅々まで点検して見落としがないようにし、購入する方も信頼できる人から買うように心がけることが重要です。

慎重な取引が必要

慎重な取引が必要

中古車販売店やディーラーなどで購入する方法に比べると、個人売買はリスクの高い方法と言われることがあります。

実際に詐欺の被害に遭ってしまっている方もいるので、お互いに信頼できる人のみとやりとりをするように注意しましょう。

オークションやフリマアプリを利用した方法だとそれも難しくなりますが、トラブルの可能性が高いことを事前に良く理解し、安全な取引をするための対策を取っておくことが大切です。

この記事を書いた人

みんなのクルマ選び編集部
みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。


~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~
Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び