中古車購入から納車までの期間はどのくらい?納車を早くする方法とは

中古車を購入したら、実際に納車されるまでにどれくらいの時間がかかるものなのでしょうか。

購入した車でどこかに出かける予定を立てている方などは、事前に納車期間について確認しておくと安心です。

なにが納車期間や時期に影響を与えるのか、できるだけ早く納車してもらうにはどうすれば良いのかなどについてご紹介しましょう。

中古車購入から納車期間はどのくらい?

中古車購入から納車期間はどのくらい?

販売店によっても異なりますが、中古車を購入し、すべての契約が終わってから実際に車が届くまでには早くて3、4日、遅いと2週間以上の期間がかかります。

平均的に見ると1週間から2週間程度です。

契約から納品まで、全体の流れについて先におさえておきましょう。

  • 1.中古車購入のための契約
  • 2.書類の準備
  • 3.販売店が納車前の車の確認を行う
  • 4.整備付きの場合は点検と整備
  • 5.納車日の検討・調整
  • 6.納車

これらの流れがスムーズに行われれば予定通りの納車が可能ですが、万が一、整備の途中で何か不具合が見つかったようなケースでは予定よりも納車が遅れてしまうこともあります。

納車が早い中古車やケースとは

次のようなケースに該当する場合は早い段階での納車が期待できます。

購入する車が軽自動車である

車庫証明を取るのに数日かかってしまうことがあるのですが、軽自動車の場合は車庫証明がなくても購入できる地域があります。

軽自動車を購入する場合は車庫証明を取得しなくて済む分、納車準備にかかる時間が短くなるわけです。

不備なく必要書類がそろっている

軽自動車以外を購入する場合は車庫証明が必要になりますが、車庫証明を申請するためには様々な書類を準備しなければなりません。

この書類の準備が済んで居なかったりすると納車期間が長めになってしまいます。

日柄にこだわらない

納車は大安や友引、または先勝などの日柄で行うのが良いとされています。

一方で仏滅などは避けたほうが良いと言われるのですが、近年は特に日柄を気にしない方も増えてきていますよね。

販売店としても購入者が日柄を気にする前提でも、仏滅などは納車しないようにしている所もあるため、納車の日付を調整する際に「特に日柄を気にしない」と伝えておけば、納車日が多少早まることも期待できるでしょう。

車検が残っている中古車を購入する

車検が残っている中古車の場合、最短で即日で納車できるケースもあります。

そのため、とにかく納車期間が短い中古車を購入したいと考えているのなら、車検付きの中古車から検討してみましょう。

補修や整備が必要な箇所がない

先に補修や整備を行った状態で販売されている中古車の場合は、これらにかかる期間を短縮できるわけなので、その分の車期間が短くなります。

納車が遅くなってしまう中古車のケースとは

納車が遅くなってしまう中古車のケースとは

通常よりも納車期間が遅くなるのには理由があります。

次のことに該当する場合は長めの納車期間がかかってしまうので注意しておきましょう。

書類に不備がある

車庫証明などを取るのに必要な書類をすぐに準備することができず、手配が遅れてしまったりするとその分、納車期間が長めになります。

他、販売店から提出を求められた書類などがある場合は、それらも早めに用意しておきましょう。

特に購入場所が遠くにある場合、郵送などで書類をやりとりした際に何度も不備があると納車が遅くなってしまいます。

整備が必要な箇所が発生した

納車前には販売店の方で最終的な点検や整備を行いますが、この時に思わぬ不具合が発生した場合はそこを調整・修理してからお客さんに渡さなければなりません。

すぐに修理に必要な部品が用意できれば大きな影響はありませんが、場合によっては部品を確保することができず、取り寄せのために数日~数週間の期間がかかってしまうこともあります。

車検切れの中古車を購入した

先に車検に通さなければならないため、そのための時間が必要です。

車検切れの車は基本的に納車期間が遅くなると考えておきましょう。

繁忙期で販売店が忙しい

購入者の数が増える繁忙期は対応や手続きをしなければならないケースが多くなり、なかなか自分の順番が回ってこないことがあります。人気車種を選んだ場合も同じです。

ローン審査に関すること

ローンの審査に日数がかかってしまった場合、その分納車も遅れます。

特に審査期間が長くなりがちな銀行系のローンは結果が出るまでに時間がかかると考えておきましょう。

中古車の納車を早くする方法やコツ

中古車の納車を早くする方法やコツ

少しでも早く納車してもらうために、自分でもできることがいくつかあります。

次のポイントのうち、できそうなものを実践してみましょう。

車庫証明を取っておく

中古車を購入する際に必要になる書類の中でも、特に取得までに時間がかかるとされているのが車庫証明です。

最短でも3日から4日はかかり、場合によっては1週間程度必要になることもあります。

そのため、事前に車庫証明を用意しておきましょう。

また、自分で車庫証明を取得することにより車庫証明取得のための代行手数料を削減することにもつながります。

自分で車庫証明を取得する際には、所轄の警察署に申請書類を提出することになるのですが、この際には中古車の車台番号を記載する必要があるため、メモしておきましょう。

印鑑証明を準備する

必要書類である印鑑証明を用意しておきましょう。

一般的には発行から3ヶ月以内のものを用意しなければならないので、この点は注意が必要です。

実印であることを証明するための書類であり、市役所や区役所の窓口で申し込みできます。

ローンの審査を済ませておく

ローンを組んで中古車を購入しようと考えている方は、先に審査を受けなければなりません。

中古車販売店経由で申し込む信販会社のローンの場合は購入と同時に申し込みが可能なのですが、銀行系のローンの場合は同時申し込みができないため、注意が必要です。

審査の申し込みは事前に受け付けてもらえるところがほとんどであり、この場合は先に事前審査に通っていれば、あとは契約が済んだ後スムーズに進んでいきます。

基本的に納車待ちの状態で早める方法はない

納車待ちの状態であるということは、中古車販売店が手続きや各種準備などを行っている段階だといえます。

当然ながら中古車販売店は正式な手順を踏み、できるだけ速い段階でお客さんに車を届けられるように動いてくれているわけなので、自己都合で納車日を早めてほしいと依頼するのは難しいです。

無理なお願いをしてしまうと、中古車販売店側としても整備や準備に十分な時間をかけることができず、適当な整備で納車しなければならなくなってしまう可能性もあるので、注意しておきましょう。

「どうしても○日まで手元に車を用意しておかなければならない」などの理由があるのなら、それに合わせて確実な納車をしてもらえるように早めの購入を検討するしかありません。

そもそも、中古車販売店から提示された納車日というのは最短の納期でもあるので、このあたりをしっかり理解しておきましょう。

納車期間をよく確認しておこう

納車期間をよく確認しておこう

中古車の納車までには1~2週間程度かかるのが一般的ですが、今回ご紹介したようにそれより短い期間で納車してもらえることもありますし、反対に長くかかってしまうこともあります。

特に途中で整備が必要なトラブルが見つかったようなケースでは、数週間単位で納車が伸びてしまうこともあるので、この点も理解しておきましょう。

この記事を書いた人

みんなのクルマ選び編集部
みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。


~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~
Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び