中古車購入に必要なものとは?車庫証明は不要って本当?
中古車を購入する際には、様々な手続きや、書類の記入が必要です。
具体的にどのようなものを用意すれば良いのかわからず不安に感じている方のために、中古車購入にあたり必要になるものについてご紹介します。
事前に用意しておくとスムーズに購入につなげられるものもあるため、確認しておきましょう。
中古車の購入に必要な書類とは
中古車を購入する際に用意しておかなければならない書類から確認していきましょう。
普通車を購入するのか、軽自動車を購入するのかによって必要なものが異なります。
普通車の購入に必要な書類
以下の6つが必要です。
- 車庫証明書…警察署で申請して入手
- 実印…住んでいる地域の市区町村で登録
- 印鑑登録証明書…発行から3ヶ月以内のもの
- 自動車検査証…中古車販売店の方で用意・保管
- 自賠責保険証明書…販売店が代行で発行することが多い
- 委任状…名義変更のための手続きを代行してもらうために必要
車庫証明書についても、販売店のほうで代行して申請してくれるケースがほとんどです。
自分で用意する必要があるかについては確認しておいたほうが良いでしょう。
また、中古車販売店によっては発行後3ヶ月以内ではなく、1ヶ月以内の印鑑登録証明書を用意するように言われることもあります。
できるだけ手続きをスムーズに済ませるために前もって必要書類を用意しておく方もいますが、このように期限が定められているものについては注意しておきましょう。
軽自動車の購入に必要な書類
以下の5つが必要です。
- 印鑑…認印でも問題ないことが多いものの、自治体により異なる
- 住民票…氏名と現住所が確認できるものを用意
- 自動車検査証…中古車販売店の方で用意・保管
- 自賠責保険証明書…販売店が代行で発行することが多い
- 委任状…名義変更のための手続きを代行してもらうために必要
なお、車庫証明書が必要かどうかは地域によって異なります。
中古車購入に必要な車庫証明とは
車は、購入前に保管場所を確保しておく必要があり、確保していることを証明するための書類が車庫証明書です。
なお、駐車スペースは、自宅から2㎞以内の場所に確保しなければなりません。
車庫証明の取得方法と流れ
車庫証明を取得するための具体的な方法と、流れをご紹介します。
中古車販売店に代行してもらう方法
ほとんどの業者で対応してくれますが、数千円~20,000円程度の代行手数料がかかります。
代行を依頼することによって自分で警察署に足を運ぶ必要はなくなりますが、書類自体は自分で記載しなければなりません。
用意すべきものについては購入する中古車販売店に確認しておきましょう。
自分で手続きをする方法と流れ
必要書類として、次のものが挙げられます。
- 自動車保管場所証明申請書
- 保管場所標章交付申請書
- 保管場所が分かる所在図・配置図
- 保管場所使用権原疎明書面
警察署の窓口で入手できますが、都道府県によってはインターネットでダウンロードできるところもあるので、都合の良いほうを選択しましょう。
駐車場を借りている方は、駐車場の持ち主、または管理者に記入・捺印してもらわなければならない項目があります。
お相手の都合確認し、お願いしておきましょう。
あとは必要書類を警察署へ提出し、2,000円程度の申請手数料を支払います。
交付日を教えてもらえるので、その日以降に警察署に取りに行き、受け取りましょう。
この際、500円程度の交付手数料が必要です。
以上の手間はかかりますが、自分で申請することにより中古車販売業者に支払う手続代行手数料を節約することにもつながります。
中古車購入に車庫証明が不要な場合
基本的に車庫証明を用意しておかなければなりませんが、次のケースに該当する場合は不要です。
村に住んでいる場合
かつて村だったところが合併して町になった地域や、現在も村として存在している地域の場合、車庫証明は不要です。
住所が「◯◯村」となっている場合は該当する可能性があります。
ただし、地域によっては村であっても車庫証明が必要になるケースもあるため注意が必要です。
なお、ただ住所が村になっているだけでなく、駐車スペースもその該当地域内でなければなりません。
その他の場所に車を駐車する場合は、住所が村だったとしても車庫証明が必要です。
軽自動車の購入の場合
軽自動車でも基本的に車庫証明が必要ですが、地域によっては不要になることも多いです。
軽自動車の場合は車庫証明ではなく、ナンバー取得後15日以内に「保管場所届出」というものを届け出る形になるのですが、これも地域によって必要かどうかが異なります。
自分の場合は必要かどうかについてはインターネット上から確認ができますし、中古車販売店のほうに確認しても良いでしょう。
中古車購入のローンや任意保険もチェック
中古車購入のローンや任意保険で必要な手続きとして、次のようなものが挙げられます。
中古車購入のローン
ローンを組む場合、中古車販売店が用意している信販会社のローンのほか、銀行の自動車ローンも選択可能です。
中古車販売店経由で信販会社のローンを申し込む場合は、中古車を購入する際に同時にローンの申し込みができるのがメリットで審査も比較的早いのですが、銀行系に比べると比較的金利が高いデメリットがあります。
一方で銀行の自動車ローンは自動車購入時に一緒に申し込むことはできませんが、WEBからでも申請が可能ですし、金利が低いメリットは見逃せません。
ただし、審査期間は長めなので注意しておきましょう。
どちらの場合も審査があり、審査に通った場合のみローンを組めることになります。
また、審査が不安な方は、本審査の前に仮審査を受けることにより、審査に通る可能性が高いかどうかを見極めることが可能です。
自動車ローンの申し込み時には次のようなものが必要になります。
- 本人確認書類
- 年収が確認できる書類
- 見積書や注文書、売買契約書など金額が分かる書類
- 未成年の場合は保護者の同意書
この他に銀行印や引き落としに関する口座情報、印鑑証明書などが必要になることもあるため、事前に何を用意しておけば良いか確認しておきましょう。
車の任意保険
強制的に加入が義務づけられている自賠責保険以外に自分の希望で加入する任意保険を検討している方は、必要書類について確認しておきましょう。
任意保険に加入する際には、次の情報が必要です。
- 車台番号(車体番号)
- 車両型式
- 自動車登録番号
- 免許証の色に関する情報
また、すでに加入している任意保険がある場合は、その保険証券に記載されている証券番号が必要です。
どのような情報が必要になるかについては保険会社によっても異なるので、直接確認した方が良いでしょう。
余裕を持って準備しておくのがおすすめ
中古車購入にあたり必要なものは、余裕を持って準備を済ませておきましょう。
例えば、印鑑証明は市区町村の役所に行って取得しなければなりません。
また、自分で警察署に足を運んで車庫証明書を所得する場合は、申請してその場ですぐに受け取れるものではないので注意が必要です。
それから、借りている駐車場で車庫証明を取る際の必要書類では駐車場の持ち主や管理者に記入・捺印してもらう項目もあるので、予定を合わせなければなりません。
いつまでにどのような書類が必要なのか、何をすれば良いのかについてはできるだけ早い段階で確認しておくと安心ですね。
-
この記事を書いた人
-
みんなのクルマ選び編集部みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。
~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~ Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び」