中古車と新古車どっちを買うべき?その違いとメリット・デメリットを解説

中古車を購入しようと考えた際に、中古車と新古車のどちらを選べば良いのかわからず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そもそも、それぞれの違いがよくわからない方もいるはず。

そこで、新古車とは何か、新たに購入を検討するのならどちらが良いのかなどについてご紹介します。

中古車と新古車の違いとは?

中古車と新古車の違いとは?

まずは中古車と新古車の違いについておさえておきましょう。

新古車とは?

新古車とは、未使用車ともいわれるものであり、ナンバー登録をしただけの車のことをいいます。

走行距離は実質0kmに近く、非常にキレイです。

一度でもナンバーがついた車は新車として登録ができなくなるため、ほぼ新車状態ではあるものの、中古扱いになる車の事を新古車と呼びます。

そもそもなぜナンバー登録だけをして新車を手放すのかというと、これはディーラー側のノルマの関係があるのです。

どうしても販売台数が月間のノルマを達成できない場合にディーラー名義でナンバーを登録し、未使用車として販売されています。

他にも理由があるケースもありますが、大半はこの理由が該当するといえるでしょう。

中古車と新古車の違い

新古車も中古車の中の一つです。

ですが、ただ中古車というだけではほぼ乗られていない新古車なのか、何年も乗られた中古車なのか判断はできません。

一般的に中古車として販売されているある程度の期間・距離乗られていたものと新古車では次のような違いがあります。

  中古車 新古車
価格
車の状態 × ○
納車期間
選択肢
探しやすさ ○ △ ×

 

特に、中古車よりも多少高くついても良いからキレイで安心できる車に乗りたいといった方から新古車が選ばれています。

新古車のメリット・デメリット

新古車のメリット・デメリット

新古車というと何かとメリットの多い選択肢と考えている方が多いですが、メリットだけでなくデメリットもあるので、両方について確認しておきましょう。

新古車のメリット

なんといってもほとんど乗られていないのが大きなメリットです。

走行距離も短いですし、とてもキレイです。

中にはほぼ新車状態のものもあるため、できるだけ清潔な中古車を選択したいと考えている方にぴったりだといえるでしょう。

それでいて新車よりも格安で購入できるので、安くて状態の良い車を購入したい方から選ばれています。

また、新車を購入するのに比べて納期が速いのも特徴です。

新車の場合は納車が数ヶ月先になることもありますが、新古車はすでに在庫のある状態の車を販売しているわけなので、最短で1週間程度で納車も可能となっています。

他にも車検の残っている車が多いのも大きな魅力だといえるでしょう。

新古車のデメリット

デメリットとして特に大きいのが、新古車を購入したいと考えている方が多いことから、条件の良い車はすぐに売り切れてしまうことが挙げられます。

ある程度乗られていた中古車の場合は、何件か中古車販売店を訪れて比較する時間もありますが、人気の高い新古車の場合、その場で即決しなければすぐに他の買い手が見つかってしまうことも多いです。

また、そもそも選択肢が限られているため、選択の自由度が低い点もデメリットだといえます。

新車を購入した場合はカラーや装備などを自分でカスタマイズできますが、すでに車として完成しているものの中から選ばなければなりません。

それから、中古車使いになるといっても何年も乗られていた車に比べると価格が高めなのもデメリットだといえるでしょう。

新古車の探し方3つ

新古車の探し方3つ

適当に近所の中古車販売店に足を運んでも、なかなか目的の車が見つからないことが多いです。

次の3つのような方法で気になる新古車探しをしてみましょう。

新古車販売専門店

いろいろな中古車を取り扱っている中古車販売店よりも、新古車を専門に取り扱っている販売店のほうが選択肢は豊富だといえます。

通常の中古車販売店では新古車を宣伝しても、すぐに売り切れてしまうということでインターネット上などに情報を掲載しないものも多いです。

しかし、新古車販売専門店の場合は直接店に足を運ばなくても、現在取り扱っている新古車についてインターネット上で詳しい情報を確認できることがあります。

ディーラー&関連中古車販売店

ディーラーがナンバーを登録して新古車として販売していることもあるため、ディーラーやその関連中古車販売店でも新古車を見つけることができます。

ただ、取り扱っている新古車の情報についてはインターネット上で確認できないこともあるため、実際に足を運ばなければならないケースも多いです。

中古車情報サイト

購入したいと考えている新古車がある程度決まっているのなら、その車を取り扱っている中古車販売店の情報を事前にWEBでチェックしておいたほうが良いです。

中古車情報サイトでは様々な条件で中古車を検索できるので、選択できる条件の中でも最も良いものを選択すればほぼ新古車と呼べるようなものが見つかります。

気をつけておきたいのが、新古車は需要が高く、すぐに売り切れてしまうということ。

絶対に購入を決めたいと考えている車が見つかったのなら、すぐに問い合わせをし、場合によっては現車を見ずに購入することについても検討してみましょう。

新古車の場合は中古車のように状態が悪いものはまずないと考えて良いので、それほどリスクは高くありません。

もちろん、可能であれば実車を確認したうえで購入を決めたほうが安心です。

中古車と新古車どっちを買うべき?

中古車と新古車どっちを買うべき?

中古車と新古車のうち、どちらを購入しようか悩んでいるのなら、次の3つのポイントをおさえておくことが大切です。

中古車と新古車どちらがお得?

何を「お得」と考えるかは人それぞれですが、価格面で考えるのなら一般的な中古車のほうが安く購入できます。

ただ、できるだけ価格を安い中古車を購入したところ、すぐに壊れて修理が必要になってしまったといったケースもあるため、価格が安ければ安いほどお得とは考えないようにしましょう。

また、長期間にわたり乗られていた中古車に比べると、新古車のほうが状態が良いものが多いです。

そのため、車の状態で考えると新古車のほうが優れているといえるでしょう。

自分が価格や状態など、何を重視するのかによって中古車と新古車のどちらが向いているのかが変わってきます。

新古車が本当に欲しい車かどうか

中には「新古車なら何でもいい」と考えて車を探す方もいます。

新古車=状態が良いといったイメージを持っている方が多いのも理由ではありますが、本当に欲しい車なのかどうかをよく考えるようにしましょう。

そもそも新古車は、一般的な中古車に比べると選択肢が非常に少ないです。

限られた選択肢の中から選ばなければならないわけですが、それよりも一般的な中古車も含めて購入を検討したほうがより自分の理想に近い中古車を探しやすくなります。

もちろん、その新古車が本当に自分の求めている希望に近い車であれば問題ないのですが、何が何でも新古車を購入しようと考えている方は、もう少し柔軟に中古車探しをしてみると満足のいく結果に繋がりやすくなるでしょう。

どこの販売店で購入するか

販売店の評価やアフターフォロー、保証などについてもよく確認しておくことをおすすめします。

新古車だからといってほとんど保証がついていないような場合は何かと不安が残りますし、中古車でも十分な保証がついていれば安心して乗ることができますよね。

中にはあまり評判が良いとは言えない販売店もあるので、新古車か、中古車かといったことだけではなく、販売店にもこだわることが大切です。

総合的に検討するのがおすすめ

総合的に検討するのがおすすめ

新古車についてご紹介してきましたが、メリットもあればデメリットもあるので慎重に検討することが大切です。

新古車で検討すれば必ずしも自分にとって納得のいく結果に繋がるとは限らないので、まずは情報を収集し、自分が購入を検討している車の新古車事情はどうなっているのかチェックしてみてはいかがでしょう。

直接評判の良い販売店に話を聞きに行くのもおすすめです。

この記事を書いた人

みんなのクルマ選び編集部
みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。


~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~
Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び