必ずおさえて!中古車の選び方における注意点
中古車を選ぶ際に大切となるポイント
中古車の選び方として、注目しておきたいポイントが3つあります。
年式と走行距離のバランス
例えば年式が新しくても走行距離が極端に長い車の場合、長距離運転で活用されていたことがわかります。
反対に年式が古くても走行距離が短い場合は、あまり使用頻度が高くなかった車だといえますね。
年間の走行距離の目安は1万kmとされているので、このあたりのバランスが取れている車を選びましょう。
車検の有無
車検が切れている状態で公道を走ることはできないので、車検の費用についても含めて考えておかなければなりません。
また車検有りでも、「車検残り有り」と「車検2年付き」は異なります。車検残り有りは次の車検までの有効期限がまだあるということ。1年かもしれませんし、3ヶ月かもしれません。
一方車検2年付きは、車検が切れているものの納車前に車検を通してから引き渡される中古車です。車両価格の中に車検費用が含まれています。それぞれの違いをしっかり押さえた上で考えましょう。
保証内容
例えば保証期間が長くて安心していたとしても、「3ヶ月3,000kmまで」というように保証対象となる車の条件が定められていたり、故障して動けない車を運んでもらう場合は、別途費用がかかったりするなど見逃してしまいやすいポイントもあります。
中には保証が全く用意されていないものもあるので、慎重に選びましょう。
「中古車といってもすぐに故障することはないだろうから、保証はいらない」と考えるのは危険です。
中古車の選び方における注意点
中古車の選び方が良くわからない場合にしっかり押さえておきたい、特に重要な項目をご紹介します。
修復歴車・事故車ではないか
事故車の場合も修復歴があったり、重要な部分の交換をした可能性があります。
修復の規模によって車体へのダメージは異なりますが、どうしても性能や耐久性で問題が発生しやすいので、避けておいたほうが無難だといえるでしょう。
おとり広告ではないか
しかしそもそも目的の車は「おとり広告」だった可能性も。その他の中古車を販売するためのおとりとしての役割を果たす車です。
問い合わせたり足を運んでみると、「値段は少し高くなりますが、同じような車がありますよ」と高い車を勧められてしまいます。
諸費用が高すぎないか
悪質な業者の中には、その中に不要な諸費用を設定しているところがあります。具体的な内訳を確認した時に説明できないような業者は信用できません。
不要な費用を取られている可能性もあるので、疑問があれば必ず確認しましょう。
中には本体価格を安く設定して契約させ、その分諸費用で多く取ろうとしている業者もあります。
ローン金利手数料は適切か
中古車販売店が提携しているローンのほか、銀行などの金融機関のローンがあります。
このうち金利水準が低いのは銀行のローンであり、2.5%~4.5%程度。一方で中古車販売店の提携ローンは銀行に比べると高い6.0%~8.0%の金利水準となっています。
銀行のローンはそれほど心配りませんが、中古車販売店の定型文の中にはかなり高い金利を設定しているところがあるのでよく確認しましょう。
記録簿があるか
記録簿なしの中古車の中には修理歴を隠すなどの理由から、故意に破棄されているものもあるので、気をつけなければなりません。できるだけ記録簿があるものを選びましょう。
試乗で乗り心地を確かめることも大切
事前の資料を確認したところかなり条件が良かったとしても、いざ購入して乗ってみると何となく違和感を覚えることがあります。
中古車の選び方を考えた際に重要なのは、乗り心地ですよね。乗り心地を確認するのに効果的な方法は試乗です。
実際に自分で車を運転し、運転にぎこちないところがないかなどを確認しましょう。
ただ注意点として、中古車の中には試乗ができない車もあります。例えば車検が切れていて公道を走ることができない車です。
他にも保険に加入しておらず、試乗中に事故が起きた場合にお客さんの負担になるということで断っているところもあります。
こういった理由なしに試乗を断られる場合は、何かお客さんにとって不都合のある理由が隠れている可能性もあるので避けておきましょう。