年式に着目した中古車の選び方を解説
中古車選びで重視すべきは年式?走行距離?
中古車を選ぶ際に、年式が新しいほうが良いのか、走行距離が短いほうが良いのかという二択で悩んでしまう方が多いです。
予算が同じ場合、どちらを優先すべきなのでしょうか。これは何を重視するのかによって変わります。
まず年式を重視したほうが良いのは、安心設備にこだわる方です。車に搭載されている安心設備は日々進化を続けており、高年式のものほど信頼性が高いといえます。
安全性を重視する場合は多少走行距離が過走行気味だったとしても、高年式のものを選ぶと良いですね。
一方で走行距離を重視したほうが良いのは、車を長持ちさせたい方です。頻繁に買い換えるのではなく、ガタが来るまで乗り続けたいという方は、走行距離が短いものを選択しましょう。
このように年式と走行距離は、どちらも重視しなければなりません。自分がどのような目的で中古自動車を購入しようと考えているのかも含め、最適なほうを重視してみましょう。
中古車として価値がある年式の限界
車は何年落ちくらいまでなら資産価値があるといえるのでしょうか。法定耐用年数から資産価値を見てみると、普通乗用車は6年、軽自動車は4年です。資産価値ということで考えると4~6年で限界を迎えることになります。
中古車としての価値についてですが、一般的に1年で30%程度を価値が下がるとされているのでこのあたりを参考にしてみましょう。
例えば300万円の新車を購入したとしても、5年後には価値が50万円ほどになり、10年経つと8万円程度の価値しかなくなります。中古車であればさらに早い速度で価値が落ちやすいです。
車は発売されてから年月が経つほど価値が下がるわけですが、昔は10年も走ると駄目になる車ばかりでした。ですが近年は10年落ちでも実用性が高く、何の問題もなく走り続ける車も多いです。
特に低走行距離の車はしっかりメンテナンスされていれば、10年落ちでも十分に価値があるといえるでしょう。
ただしそれ以上となると、部品の交換や修理にかかる費用がかさんでしまうこともあるので注意が必要です。
車の中には頑丈に作られている車種もあり、そういったものだと10年落ちでも問題ないこともあります。
年式に着目した中古車の選び方
年式を重視して中古車選びをする際には、何にこだわるかも大切。
選び方についてご紹介します。
車両の綺麗さが最重要:高年式
また高年式であることに加えて低走行車の場合は、ほとんど使用されておらずかなり状態が良いです。それにデザインも新しいので、古臭さを感じさせません。
性能が最重要:高年式
中古車を安く購入しても、非常に乗りにくく燃費が悪いとなると無駄な費用がかかってしまいますよね。
最新の性能は、事故や故障を未然に防ぐのにも役立ってくれます。安心して車に乗りたいと考えている方は高年式で、なおかつ安全装備搭載モデルを選択してみてはどうでしょうか。
長年乗ることが最重要:高年式
できる限り長く乗りたいと考えている方は、高年式のものを選択しましょう。
「乗り潰す予定だから低年式のものでいい」と年式が低くやすい中古車を購入した方の中には、すぐに故障してしまい乗れなくなってしまったと後悔する方もいます。
価格の安さが最重要:低年式
ただしその場合は、走行距離にこだわってあまり長距離を走っていない中古車を選ぶことが大切。
年式と走行距離の両方に問題があると、すぐに使い物にならなくなってしまう可能性があります。
選び方として年式で妥協するのなら、走行距離にはしっかりこだわりたいですね。
中古車がお得に購入できるタイミング
中古車を得に購入したいと考えているのなら、安くなるタイミングを狙ってみるのがおすすめ。具体的には次の2つのタイミングで安くなります。
車検直前
新車購入だと最初の車検は3年後ですが、その後は2年おきです。このタイミングで手放す人が増えるので、中古市場には同じ車種が出回りやすくなり、中古車価格が下がるのです。
気になる車種の新車が発売されてから3年・5年・7年・9年後は、中古で購入するのに狙い目のタイミングだといえるでしょう。
マイナーチェンジ前後
すると前のモデル車種が中古市場に出回りやすくなり、販売価格が下がるのです。
マイナーチェンジモデルが発売された直後もお得に購入できるチャンスだといえます。