車の状態に着目した中古車の選び方
中古車の選び方として車の状態確認が重要な理由
中古車を購入する前には、必ず状態確認をしなければなりません。近年はホームページに販売している中古車の情報を乗せる販売店も増えてきましたが、状態確認をせずに契約を決めたりしないように注意しましょう。
実際に中古車市場には、あまり状態が良いとはいえないものもたくさんあるため、そういったものに引っかからないように、選び方のポイントを抑えておくことが大切です。
大切なのは販売店の言うことを、すべて信用しないということ。販売において不利になる情報は隠している可能性もあるので、自分自身できちんと状態確認をしましょう。
中古車の状態で必ず確認すべきこと
中古車の選び方として、具体的にどのようなポイントを確認しておけば良いのかについて解説します。
購入を判断する1つの目安にしてみてください。
外装
- 全体的にみて塗装に剥がれやムラがないか
- ドアや窓ゴムの劣化状態はどうか
しかし以下で該当するものがある場合は、購入を考え直したほうが良いです。
- ドアがぴったり締まらない、ガタついている
- ボンネットやフェンダー、ライトなど隙間が空きすぎている
内装
注意しなければならないのが、次のものです。
- 空調を止めると雑巾のような臭いがする
- シートの状態が悪い
- コンソールスイッチにすり減りが見られる
またシートの状態が悪かったり、コンソールスイッチがすり減っている車は、かなり酷使されていたことが予想できるのでおすすめできません。
電装品
- エアコン
- カーナビ
- パワーウィンドウ
エンジン・バッテリー
- マフラーのひどいサビ・劣化
- エンジンの異音や振動
- AT車のシフトショック
燃費が悪くなるほか、動力も落ちます。 またエンジンから異音や振動を感じる場合も注意が必要です。何度かエンジンをかけ直してみるのもおすすめ。 それから近年主流となっているAT車は試乗し、シフトショックを確認しましょう。例えばシフトレバーを動かした際にガクンとなったり、シフトを変更した際に車体全体に振動を感じる場合は故障が近いサインです。購入はやめましょう。
ブレーキ
試乗してブレーキの効きを確認します。
それからサイドブレーキをしっかり引いた状態でDレンジに入れた際に軽く進むようなら要注意。調整が必要です。
ボンネットを開けてブレーキオイルが黒ずんでいる場合は、長期間オイルの交換がされていないので避けたほうが良いでしょう。
ハンドル
ぶれがひどい場合は購入を避けましょう。
購入を避けるべき車
中古車というと、新車とは異なり全く汚れも不具合もないものを探すことはできません。しかし絶対に購入しないほうが良い車もあります。代表的なのは以下の3種類です。
修復歴のある車
修復歴がある車は、極端に買い取り価格が下がることからもわかる通り、購入はおすすめできません。
水没車
車は水に弱いものですし、洪水や河川の氾濫などによって水没した場合は水に含まれている雑菌や害虫が臭いの原因になります。
何かパーツにトラブルが発生した際に、交換費用も高額になるので避けましょう。
塩害車・雪害車
また雪の降る地方では、塩化カルシウムを含んだ融雪剤が道路に散布されており、こちらもサビの原因となります。
海岸沿いや豪雪地域で中古車を購入しようと考えている方は、車のサビの状態をしっかりと見極めることが重要だといえるでしょう。