車種・ボディタイプに着目した中古車の選び方

中古車の選び方で車種・ボディタイプが重要となる理由

中古車を選ぶ際には、車種とボディタイプにこだわったほうが失敗しません。

その理由は以下の4つです。

車の用途・目的

車によって特徴は異なるので、用途に合わせて選ぶことが大切です。普段使いする方は、毎日どのような道路を運転するのか考えると最適な車種・ボディタイプが見えてきます。

乗車人数

家族の人数が多かったり、人を載せることが多い方は、乗車人数にもこだわりましょう。
将来的に家族が増える場合などにも、人数には注意しておきたいですね。

搭載する荷物

荷物が増えがちなアウトドアに出かけることが多い方は、積載性が優れているものを選びましょう。車自体は大きくても、積載性が低いものもあるので注意しておかなければなりません。
具体的な積載可能量をチェックしておくことが重要です。

維持費

維持費にはガソリン代だけでなく自動車税、重量税など様々なものがあります。何も考えずに決めてしまうと予想以上の維持費がかかってしまうことも。
総合的にどれくらいの維持費までなら検討するのかはっきりさせておくと、中古車選びも楽になります。

車種・ボディタイプ別の特徴や相場をご紹介

それぞれの特徴や注意点などについてまとめました。

車種・ボディタイプ 車名例 特徴 おすすめの用途 注意点 中古車の相場
軽自動車 ダイハツ タント
スズキ ハスラー
日産 デイズ
運転しやすく小回りが利くのが特徴。街中でも使い勝手が良いので、日常的に使用する車を選ぶ際には軽自動車がおすすめ。維持費が安く済み、軽自動車専門の中古車販売店も増えている。 ・通勤
・日々のお買い物
・子どもの送り迎え
乗車定員は4名以下となっているため、家族の人数によっては選択できない場合がある。総排気量が660cc以下という制限があるため、上り坂でパワー不足を感じることも。 74~115万円
コンパクトカー 日産 ノート
マツダ デミオ
トヨタ アクア
本体価格が安く、燃費性能が良いのが魅力。とても運転しやすく小回りが利くため、複雑な道の運転にも向いている。女性や年配の方から特に人気。 ・日々のお買い物
・子どもの送り迎え
・ちょっとした遠出
パワー不足を感じることがある。荷物の積載量が多いとは言えないので、アウトドアレジャーをすることが多い場合は注意。 80~103万円
セダン トヨタ クラウン
トヨタ マークX
マツダ アテンザセダン
4カ所にドアがあり、トランクもある。荷物をトランクに入れてしまえば居住空間にはみ出さず便利。充実した装備が多いのも特徴。また、静粛性や安全性において高く評価されている。乗り心地が快適なのでビジネスなどで人を乗せることがある方にもぴったり。 ・高速道路の運転
・他の人を乗せるシーン
・長距離の運転
荷室が独立しているため、手軽に荷物を取り出しにくい。長物の積載にも不向き。小回りが苦手であるため入り組んだ場所の運転には向いていない。 94~341万円
ステーションワゴン トヨタ カローラフィールダー
マツダ アテンザワゴン
スバル レガシィツーリングワゴン
後部座席が荷室と繋がっている。そのため、車内からも荷物を取り出しやすく、多くの荷物を積み込みやすい。乗り心地が良い中古車を探している人にもおすすめ。 ・レジャー・アウトドア
・商用車などビジネス目的
・家族でのおでかけ
車体が大きめとなっているため、小回りがしにくい。走行性能や静音性に不満を感じる人もいる。バンと比較されることが多いが、バンよりも積載量は少ない。 65~209万円
ミニバン トヨタ ヴォクシー
日産 セレナ
トヨタ アルファード
居住空間が広いのが魅力。たくさん人を乗せたり、荷物を積む方でも満足しやすい。車内がゆったりしているので開放感がある。 ・大人数でのおでかけ
・大きな荷物を運ぶ時
・中距離ドライブ
車体が大きいことも関係して燃費が良いとは言えない。コスパは悪くないものの、一般的な普通車と比べると価格が高め。小回りも効きにくく、女性の中には運転しにくいと感じる人もいる。男性の中にはファミリーを思わせる見た目が苦手な人も。 149~233万円
SUV 日産 エクストレイル
トヨタ ハリアー
ホンダ ヴェゼル
オフロード走行が得意なタイプ。雪山も得意としており、レジャーやアウトドアが好きな人から選ばれることが多い。高いところに運転席があるため視界を確保しやすいのもポイント。 ・レジャー・アウトドア
・オフロード走行
・たくさんの荷物を積んでの移動
車体が大きいこともあり、小回りが効きにくい。また、運転席が高い位置にある関係で他の車に乗り慣れている人は運転のしにくさを感じることがある。 159~237万円
ハイブリッド トヨタ プリウス
トヨタ レクサス IS
日産 ノート e-POWER
ガソリンと電気モーターなど、2種類以上の動力源を持っており、それらを組み合わせて走っている。燃費性能が良いだけでなく、税金が安く済むのも魅力。エコカー減税の対象になっているものは自動車取得税や自動車重量税が安くなる。音も静か。 ・長距離の移動
・日常使い
・夜中や早朝など騒音が気になる時間の運転
本体価格が高い。また、故障が発生した場合の修理費用も高額になりがち。静音性が高く騒音がないというメリットは車が近付いてきたことに歩行者が気づかないなどのデメリットにもなる。 103~129万円
クーペ トヨタ 86
スバル BRZ
日産 GT-R
走る楽しさを目的とし、高い走行性能を実現。2ドア車であり、基本は2人乗り。最新技術が搭載されているものが多い。 ・1人、または2人でのおでかけ
・日々の運転やドライブ
・塗装された道の走行
最新技術を用いていることもあり本体価格は高い。大人数で乗れる車種ではないのでファミリー向けではない。荷物もほとんど載せられないが大排気量エンジンを搭載しているものが多く、高額な自動車税の対象となる。 171~857万円