中古車のトヨタアルファードを選ぶ時のチェックポイントと料金相場
アルファードはLクラスのミニバンの中ではトップともいえるシェアを誇っている大人気の車種です。車内空間の高級感が決め手になっている方も多く、他にも様々な魅力があります。
ただし新車は高額であるため、中古車で検討している方もいるのではないでしょうか。そこで、アルファードの中古車を購入する際におさえておきたいポイントをご紹介しましょう。
中古車アルファードの特徴や年式の比較
中古車でも人気の高いアルファードの魅力や、比較されることが多いヴェルファイアとの違いなどをご紹介します。
中古車アルファードの魅力や特徴
アルファードは高級感だけでなく、利便性も高い車として人気があります。初代だけでなく2代目、3代目も高く評価されており、中古で探している方も多いです。
室内がとても広いことからゆったりしやすく、なおかつインテリアは高級感に溢れているのが魅力だといえるでしょう。
まず、歴代アルファードのうち、人気グレードのスペックからご紹介します。
初代(G MZ Gエディション) | 2代目(240S Cパッケージ) | 3代目(3.5GF) | |
---|---|---|---|
年式 | 2007年6月 | 2014年4月 | 2015年1月 |
エンジンタイプ | 1MZ-FE | 2AZ-FE | 2GR-FE |
最高出力 | 220ps(162kW)/5800rpm | 170ps(125kW)/6000rpm | 280ps(206kW)/6200rpm |
最大トルク | 31.0k・m(304N・m)/4400rpm | 22.8kg・m(224N・m)/4000rpm | 35.1kg・m(344N・m)/4700rpm |
種類 | 水冷V型6気筒DOHC | 直列4気筒DOHC | V型6気筒DOHC |
燃費 | 10モード/10・15モード…8.9キロ/L | 10モード/10・15モード…11.6キロ/L JC08モード…10.8キロ/L | JC08モード…9.5キロ/L |
全長×全幅×全高 | 4,840×1,805×1,935mm | 4,885×1,840×1,900mm | 4,915×1,850×1,880mm |
燃費についてですが、カタログなどの燃費表記が変わり、2011年4月以降に型式指定を受けた車からJC08モード燃費に変更されています。気をつけなければならないのが、JC08モードの燃費は、10・15モードに比べると低く出るということ。
そのため、これから中古車を購入される方は燃費表記に注意して選ぶ必要があります。
兄弟車ヴェルファイアとの比較
アルファードは、エンジンやシャシーなどは同じものが使われている兄弟車であるヴェルファイアと比較されることがあります。
わかりやすい違いといえば、アルファードは豪華さを追求した車であるのに対し、ヴェルファイアは力強さや、先進性を追求している車です。高級感を求める方はアルファード、強さを求める方はヴェルファイアのように選ばれています。
アルファードの中古車価格相場
アルファードの中古車を購入する際に気になるのが、価格相場に関することです。年代と平均価格、価格帯は以下の通りとなっています。
モデル発売時期 | 平均価格 | 価格帯 |
---|---|---|
2015年01月~ | 392.4万円 | 179万円~1,458万円 |
2008年05月~2014年12月 | 154.4万円 | 39.8万円~379万円 |
2002年05月~2008年04月 | 43.9万円 | 367円~438.8万円 |
続いて、人気グレードの中古車価格帯をご紹介します。
グレード | 中古車価格帯 |
---|---|
2.5X | 279.8万円~327.9万円 |
2.5S – | 320.0万円~369.9万円 |
2.5S Cパッケージ | 425.8万円~474.0万円 |
現行型アルファードの中古車価格に注目
できるだけ価格にこだわって中古のアルファードを探したい方は、現行型アルファードの中古車平均価格に注目してみてください。2015年の1月に登場した車なのですが、値落ち気味の状態が続いており、購入のチャンスとも言える状態になっているのです。
新たに登場したトヨタグランエースに乗り換えた方が多いためと考えられているので、アルファード自体に何か問題があったわけではありません。それどころかマイナーチェンジ後もずっと高値が続いていたこともあり、アルファードの中古車を狙っていた人にとっては嬉しい状態になっているといえるでしょう。
良質の中古車アルファードを選ぶポイント
中古車の中でも質の高いアルファードを選択したい方のために、選び方のポイントをご紹介します。
予算から考える
まずは予算を決めてから中古車選びをしたいと考えている方もいるでしょう。
350万円程度の予算があるのなら、現行型でも購入可能です。1年間の走行距離が1万キロ程度と仮定すると、発売から5年以上経っている2015年式の現行型は5万キロ走っているため、それ位の走行距離を目安に選ぶのがおすすめです。
予算が250万円程度までの方は、3代目は購入が難しいので、2代目から検討してみてはいかがでしょう。初代でも良いのなら、120万以下の予算でも検討可能です。
EARLYモデルが狙い目
マイナーチェンジ前の現行型である「EARLYモデル」はお手ごろ価格になってきています。80万円程度の差が出ているので、要チェックです。
安くなるポイントをおさえる
例えば、人気のグレードやボディカラー以外のものを選ぶだけでもかなり費用は抑えられます。特に、エアロ系グレードは人気が高いです。
2.5X 4WDは数も多く、選択肢も豊富となっているので、価格と品質の両方にこだわった中古車探しができるでしょう。
中古車アルファードを購入する際の注意点
アルファード中古車で購入する際に気をつけておきたいことについてご紹介します。
車の状態をよく確認する
アルファードは走行性能も高く、大人数で出かける際に使用されることもあります。そのため、小さな子どもが乗る機会も多く、使い方によっては内装が傷ついていたり、気になる臭いが染みついたりしているケースもあるのです。
外装については、特に色の濃いカラーは小さな傷も目立ちやすいため、よく確認しなければなりません。
例えば、エンジンをかけた際に異音がする場合は、正しくエンジンオイルの管理がされていなかった可能性があり、購入後の故障に繋がるリスクもあります。
それから、雪が降る地方で人気の高い4WDを購入する場合、下回りに腐食がないか確認しましょう。融雪剤が車体を腐食させてしまうことがあり、状態がひどい場合は修理が必要になってしまいます。
事故車・改造車は避ける
事故車や水没車は、安全性のことを考えると避けておいた方が無難です。また、改造車も購入後に不具合が出やすいのでおすすめできません。
アルファードはカスタムして乗っている方も多い車種なので、過度なカスタムをされた車は外から確認できない部分で歪みが発生していたり、負荷がかかったりしている可能性もあります。特に年式が古いモデルは注意が必要です。
最適な走行距離の車を選ぶ
中古車は走行距離が短すぎても長すぎても良くないとされており、1年で1万キロ程度走っているものが理想とされます。年式とあわせてチェックしておきましょう。
もし、過走行のものや、明らかに走行距離が短すぎるものは万が一の不具合を考え、きちんとした保証がついているのかも確認が必要です。
車検が残っているか
車検が残っている車はそのまま公道を走れる状態であり、自分で車検を取る必要がないのでその分の費用を抑えることが可能です。ただ、車検なしの中古車は車両代金に車検費用が含まれていないことから費用が安めに設定されているので、必ずしも車検ありを選ぶ必要はありません。
特に、自分で陸運局に車を持ち込んで手続きをする場合などは、車検なしの車を安く購入し、自分で手続きしたほうが安くなることもあります。車検なしで、なおかつディーラーで車検を受ける場合は差額を確認しておきましょう。
パワースライドドアは念入りに確認
初代アルファードの中にはパワースライドドア機能が搭載されているものもあるのですが、年式の古い車のパワースライドドアは不具合も多く、なおかつ修理代金が高額です。
そのため、必ず状態の確認が必要なポイントだといえます。
自分に沿って最適なアルファードを選ぼう
アルファードは年代やグレードによって特徴が変わるため、自分がどのようなものを求めているのかよく考えた上で購入する車を検討する必要があります。すべて納得して購入したはずなのに、あとから後悔しているという方の中には、カーエアコンの臭いが気になることを挙げている方も多いです。
「みんなのクルマ選び」ならカーエアコンクリーニングに対応している中古車販売店を掲載しているので、臭いのトラブルを感じることなくアルファードの中古車を検討したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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みんなのクルマ選び編集部みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。
~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~ Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び」