中古車のトヨタアクアを選ぶ時のチェックポイントと料金相場
トヨタのアクアは量産型ハイブリッドカーであり、コンパクトな車体と燃費の良さから人気があります。新車価格は高額となりますが、そういった方には中古車で購入するのがおすすめです。
アクアの魅力や中古車を選ぶ際の注意点などについてご紹介しましょう。
中古車アクアの特徴や年式の比較
そもそも自分にアクアが向いているのかわからない、車の特徴を知ってから検討したいといった方のために、アクアの特徴などについてご紹介します。
中古車アクアの魅力や特徴
アクアは2011年の12月に誕生したコンパクトクラスのハイブリッドカーです。コンパクトカーの多くは燃費性能に優れているのですが、JC08モードで34.4キロ/Lということもあり、コンパクトカーの中でも特に燃費性能が良いのが特徴だといえます。
また、重心が低い車なので、運転する際の安定性も高く、普段から運転する機会が多い方でも納得できる車です。小回りが利く軽量ボディで女性でも運転しやすく、普段使いするのにもぴったりだといえるでしょう。
具体的な特徴は、グレードによっても変わってきます。グレードについてですが、L、S、G、X-アーバン、クロスオーバー、G GRスポーツなどがあります。
このうち、装備が充実しているGグレードの人気が高く、中古車市場での取り扱いも多いです。Lは確かに中古車平均価格が安いものの、装備内容では不満を感じてしまう方も多く、それよりも多少高額にはなりますが、SグレードやGグレードを探している方が多いといえます。
アクアは2011年に誕生してからマイナーチェンジはあるもののフルモデルチェンジは実施されておらず、年代についても検討したいと考えている方は、マイナーチェンジが行われた2015年モデル、または2017年モデルと比較してみることをおすすめします。
アクアの中古車価格相場
アクアは先述したようにフルモデルチェンジが実施されていない関係から、モデル発売時期としては1つのみとなっています。
モデル発売時期 | 平均価格 | 価格帯 |
---|---|---|
2011年12月~ | 92.1万円 | 16.9万円~263.9万円 |
続いて、人気グレード音の中古車価格帯は以下の通りです。
グレード | 中古車価格帯 |
---|---|
L | 46.2万円~69.8万円 |
S | 69.0万円~99.8万円 |
G | 69.0万円~98.0万円 |
エンジン制御を改良させたり、空気抵抗を減少させたりするなどして常に高い燃費性能を実現できるように工夫している車でもあります。より燃費性能にこだわりたい方はマイナーチェンジ後のものから検討してみてはいかがでしょうか。
それから、中古車でアクアを購入する際には45万円まで自動車取得税の控除が受けられたのですが、令和元年10月1日から自動車の税金が変わり、自動車取得税が廃止されました。
その代わり新車、中古車を問わずに燃費基準値達成度に応じて税率が決定する「自動車税環境性能割」というものが導入されています。燃費性能の良いアクアも対象です。
良質の中古車アクアを選ぶポイント
中古車の中でも、できる限り良質なものを選びたいと考えた時におさえておきたいことをご紹介します。
グレードはどれが良いのか
自分にぴったりのアクアを選ぶためには、グレードごとの特徴を理解しておかなければなりません。特に費用効果を考慮している方から選ばれているのが、Sグレードです。Sグレードは下位のLグレードに比べて標準装備が整っているほか、パーツもグレードアップしています。
また、高級感を重視したいと考えている方は、Sグレードよりも多少中古車価格が高くなるものの、Gグレードがおすすめです。シートやインテリアなどにも高級感がプラスされ、安全運転支援システムも搭載していることから高級感と安全性の両方にこだわりたい方にぴったりだといえるでしょう。
一方で、最も安いLグレードはリヤドアのウィンドウが手動であり、装備について魅力的といえないため、注意が必要です。アクアの中でもとにかく価格をおさえたものを選びたいという場合は選択肢に挙がるでしょう。
低年式でも長く乗れる
良質な中古車選びをしようと考えた際に、できる限り高年式のものを選択する方もいます。もちろんそれも良いのですが、アクアはトヨタ車ということもあり、非常にタフで寿命が長い特徴を持っているのです。
海外では20年以上メンテナンスをせず問題なく走っているトヨタ車も多いですし、必ずしも高年式にこだわる必要はありません。
できるだけお得な中古車を選ぶには
「本音を言えば新車が欲しいけれど新車価格では手が出ない」と考えている方におすすめなのが、未使用車です。ただ登録済みであるだけで新車同然の車なのですが、新車よりも最大で20%程度まで安くなります。
また、新車で購入した車は購入から2~3年後程度に中古車として手放す方が増えるため、2年落ち~3年落ちの比較的新しい中古車をねらってみるのも良いでしょう。更に価格を抑えたいのなら、4年落ち~5年落ちまで検討してみるのがおすすめです。
ただし、安全性のことを考えるといずれの場合も修復歴なしのものを選んでおきましょう。
中古車アクアを購入する際の注意点
中古車でアクアを購入する際にはどのようなことに気をつけておけば良いのかご紹介します。
装備を確認する
前オーナーが車にこだわりを持っている方の場合、様々なカスタマイズがされていることもありますし、必要ないような余計な装備がついている中古車もあります。
こういったものが多いほど購入価格が高くなるだけでなくメンテナンス代もかかってしまうので注意しなければなりません。
オプションの中には燃費に悪影響を与えてしまうものもあるので、不要な装備がたくさんついていないか確認しておきましょう。
年式にあった走行距離の車を選ぶ
できるだけ走行距離が少ない車を選ぶ方もいますが、年式に比べてあまりにも走行距離の短い車は長い間倉庫で眠っていてメンテナンスがされていなかった車である可能性もあります。
もちろん、過走行車は部品などへの負担が大きく劣化していて、トラブルが起きやすいデメリットもあるので、年式にあった走行距離の車を選びましょう。1年間の走行距離は、1万キロ程度を目安としてみてください。
修復歴ありの車は避けた方が良い
車の骨格部分に損傷があり、それを修理したことがある車は修復歴車とされます。修復歴なしの車に比べ、リスクが高くなってしまうので、できる限り避けておきましょう。
購入する際に修復歴あるかどうかをよく確認することが大切です。
検査表・査定表を見せてもらった際に、総合評価の欄に「R」の記載があれば修復歴車となります。現車を確認する際には、一部のパーツだけ隙間が狭くなったり、広くなったりしていないか、ボトルの色やボディとボンネットの理論が異なる部分はないかなどで判断できますが、素人だと難しいといえます。
信頼できる中古車販売店から購入することが重要だといえるでしょう。安全性の高い車選びに自信がないのなら、できるだけ長期間保証がついているものを選ぶことをおすすめします。
車検については総合的に判断
絶対に2年の車検付きのものが良いと選んでいる方もいますが、車検なしの中古車は本体価格が安く設定されているため、場合によっては車検費用をプラスしても車検付きのものより安く済むことがあります。
もちろん、車検付きのほうが安くなることもあるので、総合的な判断が必要です。
修理費用についておさえておく
ハイブリッド車は修理代が高額です。特にバッテリー交換で高い費用がかかるのですが、走行距離が10万キロ程度になると交換の目安となります。
中古車を選ぶ際には、10万キロを大きく越えているものならすでにバッテリー交換済みの可能性もありますが、10万キロ前後のものは購入後すぐにバッテリー交換費用がかかるものもあるため気をつけましょう。
中古車選びでは様々な確認が必要
ご紹介してきたように、アクアを中古車で購入する場合は、グレードや年式、車の状態などにこだわって選ばなければなりません。
見落としがちな注意点として挙げられるのが、カーエアコンの臭いに関することです。いくら車の見た目がキレイだったとしてもカーエアコンをつけると車内に嫌な臭いが充満し、気分が悪くなってしまうような中古車もあります。
そこで、臭いの心配がないような車を安心して購入したいと考えているのなら、カーエアコンクリーニング対応可能な中古車販売店を掲載している「みんなのクルマ選び」から選びましょう。
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みんなのクルマ選び編集部みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。
~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~ Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び」