中古車の日産デイズを選ぶ時のチェックポイントと料金相場

日産のデイズは軽ハイトワゴンで、特に女性からの人気が高いです。新車で購入するのも良いのですが、中古車で日産デイズを購入したいと考えた際の気になる価格相場や購入する際におさえておきたいポイント、注意点などについてご紹介します。

中古車デイズの特徴や年式の比較

日産デイズはどのような魅力を持った車なのでしょうか。特徴についてご紹介します。

中古車デイズの魅力や特徴

初代デイズが登場したのは2013年のことで、日産と三菱の共同開発によって誕生しました。かわいらしいフォルムであることから女性人気が高く、タッチパネル式のオートエアコンを装備するなど設備にもこだわっています。

2019年の3月にはフルモデルチェンジしたモデルが販売開始となり、中古車でも人気が高いです。新型デイズは標準モデルとハイウェイスターの2つのグレードが基本となっており、タイプによって価格はもちろん、燃費やエクステリアデザインなどが異なります。

グレードの中でも「S」は安全装備が充実しているもののその他に関しては必要最低限の装備となっており、お手ごろなのが魅力です。
X」はインテリジェントキーやプッシュエンジンスターターのほか、オートエアコンが装備されています。

スマートシンプルハイブリッドシステムを搭載した「ハイウェイスターX」は、環境性能だけでなく燃費性能にも優れているのが特徴です。
更に、最新の運転支援技術をプラスした「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」も新型デイズが欲しい方の選択肢に挙がるでしょう。

この他、ターボエンジンを搭載した「ハイウェイスターGターボ」、「ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション」といったグレードがあります。

新型デイズにはプロパイロットやSOSコール、踏み間違い防止アシスト、ヒルスタートアシスト、オートブレーキホールドなどを含めた実に様々な先進技術が搭載されているのも魅力です。グレードによって装備しているものが異なるので確認しておきましょう。

中古でデイズのようなスペックの車を探す際、ライバル車となるのは、2012年に販売開始となったホンダのN-ONEが挙げられます。新車価格・中古車価格ともにデイズのほうは若干高額ではありますが、デイズの方が燃費性能は優れているため、このあたりも含めて検討してみてはいかがでしょうか。

デイズの中古車価格相場

デイズは中古車の流通数も多いですが、発売時期、グレードによって相場が大きく異なります。まず、モデル発売時期ごとの平均価格と価格帯についてです。

モデル発売時期 平均価格 価格帯
2019年03月~ 135万円 50万円~190万円
2013年06月~2019年02月 73.8万円 9.5万円~165万円

【参考】カーセンサー

続いて、グレードごとの費用相場価格帯は以下の通りとなります。

グレード 中古車価格帯
ハイウェイスターX 77.0 万円〜115.9万円
J 49.8 万円〜69.8万円
X 79.5 万円〜114.8万円

【参考】BIGLOBEクルマ中古車探し

初代デイズなら格安で購入することが可能ではありますが、状態についてはしっかりと確認しておきましょう。年式やグレードだけでなく、走行距離、ボディカラー、オプション装備など、様々な要因で価格が変わります。

良質の中古車デイズを選ぶポイント

日産デイズは総合的にみて評価の高い車ではありますが、新車ではなく中古車で購入する際にはできるだけ品質の良いものを見極めることが大切です。注目したいポイントをご紹介します。

人気グレードをおさえておく

実際に乗った方から評価されている人気グレードからチェックしてみてはいかがでしょうか。
初代の中でも特におすすめのグレードとして挙げられるのが、「ハイウェイスターGターボ」です。アラウンドビューモニターやハイビームアシスト&オートライトシステム、インテリジェントエマージェンシーブレーキなど、運転をサポートする機能が充実しています。

また、新型デイズでは価格面でも納得できる「X」が人気です。廉価グレードの「S」より高性能の中古車が欲しいものの上級グレードである「ハイウェイスターX」を必要とするほどではない方にも向いているでしょう。

人気カラーを避けて割安で購入

できるだけ安い中古車を購入したいと考えている方は、人気カラーを避けるのがおすすめです。デイズの中でも特に人気が高いのはホワイトパール、クラック、スターリングシルバーなどのカラーとなっています。
人気カラーは価格設定が高めになるので、他カラーの中古車と比較した際に、「価格が高い=品質が良い」とは考えないようにしましょう。

中古車デイズを購入する際の注意点

中古車は現車を確認し、納得して選ぶことが大切です。どのようなことに気をつければ良いのかについてご紹介します。

新型デイズのプロパイロットについて

新型デイズは、軽自動車の中で初めてプロパイロットを搭載したことでも人気があります。プロパイロットとは、日産が開発した先進技術であり、自動運転で高速道路の走行をサポートする機能のことです。
この機能に惹かれて新型デイズを検討する際に気をつけなければならないのが、グレードによっては搭載されていないものがあるということ。自分が購入を検討しようと考えているグレードで搭載されているのかよく確認が必要です。

試乗で確認したい後部座席

実際に中古車に試乗して確認したいのが、後部座席のスライドに関することです。
新型デイズは荷室が広いのがメリットなのですが、後部座席のシートをスライドさせる際、左右一体でスライドさせなければなりません。
そのため、体格の大きな大人と小さい子供が一緒に乗った際、どちらかに合わせる必要があり、不便さを感じてしまうことがあります。

基本的に乗るのが同じような体格・体型の人であれば問題ありませんが、購入したあとでデメリットに感じないか確認しておきましょう。

初代デイズとエアコン操作が異なる

新型デイズのエアコンはとても操作しやすいと評判ではあるのですが、初代デイズのものと少しデザインが異なるため、初代の操作に慣れていた方は多少使いにくいと感じてしまう可能性があります。
乗っていくうちに慣れるものなのでそれほど気にする必要はありませんが、できれば試乗で確認しておきましょう。

ドアが開くトラブルに注意

実は、H27年10月~28年2月の期間に製造されたデイズは、走行中にドアが開いてしまう危険性があるということでリコールされた経緯を持っています。そのため、ご紹介した期間中に製造されたデイズを購入しようと考えている方は、必ず改善措置を受けた車両なのかどうか確認が必要です。

走行距離と年式に関する注意点

適切なメンテナンスをしながら乗られた車なら多少走り込んでいたとしても問題ないケースがほとんどです。ただ、1年で10,000km程度までを基準として考え、それよりも大幅に過走行な車はそうでないものに比べて車体への負担が大きくなっている可能性を疑いましょう。

事故車や修復歴車、水没車は避ける

軽い事故で車体が傷ついてしまい、塗装し直した程度のものならそれほど心配いりませんが、骨格部分を損傷してしまった修復歴車や、水没車は避けておいたほうが良いです。購入した後、高額な修理費用がかかる可能性もあります。
万が一、心配の残る車を購入する際には必ずしっかりとした保証がついているものを選びましょう。

納得の1台はしっかり比較して探す

デイズは中古市場での取り扱い数も多く、様々な車が見つかります。グレードや走行距離、年式、外装・内装などをそれぞれ状態が異なるので、よく確認が必要です。

それから、気になる中古車を見つけたらカーエアコンを作動させ、嫌な臭いがしないか確認してみましょう。実際、カーエアコンからひどい臭いのする中古車も多く存在します。カーエアコンクリーニング対応可能な中古車販売店を掲載している「みんなのクルマ選び」で購入すればそういった心配もないので、ぜひ覗いてみてください。

この記事を書いた人

みんなのクルマ選び編集部
みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。


~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~
Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び