中古車のトヨタエスティマを選ぶ時のチェックポイントと料金相場

トヨタエスティマを中古車で探しているのなら、まずはどのような魅力や特徴があるのか、中古車価格相場はどれくらいか確認しておくことをおすすめします。
また、中古車の中でも良質なものを選ぶにはどのようなことに注目したら良いのかについてもご紹介するので、参考にしてみてください。

中古車エスティマの特徴や年式の比較

トヨタのエスティマは中古車でも人気が高く、ロングセラーの車種です。魅力や特徴からご紹介します。

中古車エスティマの魅力や特徴

エスティマは1990年にデビューした車であり、ミニバンとして変わらず高い人気を誇っています。

2000年には2代目が発表され、トヨタ店が取り扱うものは「エスティマT」、トヨタカローラ店が取り扱うものは「エスティマL」と、モデル名を分けて発表しました。前期に関してはリアウインカーレンズとフロントエンブレムの色が異なりますが、後期型はエンブレムの色のみが違います。

現行型は3代目となっており、登場したのは2006年1月のことです。

初代エスティマや10系、20系のグレードの中でも代表的なのが、セカンドシートが3人掛け、8人乗りモデルであるベースグレードのV、Vグレードの装備に専用のエアロパーツや15インチアルミホイールを装備したアエラス、最上級モデルであるGなどが挙げられます。

3代目の主なグレードとしては、2.4Lエンジンで撥水機能付のフロントドア、サイドターンランプ付電動格納式ドアミラーなどを搭載したX、高級感を感じさせる上級グレードのG、7人乗りか8人乗り、エンジンは2.4Lと3.5Lから選択可能なアエラスなどです。

3代目はデビューしてから3回のマイナーチェンジを行い、1型から最新の4型まであるのですが、流通数を確認してみると最も多いのが1型、続いて2型、3型となっており、4型は全体のわずか3%程度となっています。

エスティマの中古車価格相場

エスティマの中古相場をモデル発売時期ごとに見ていくと、平均価格、価格帯は以下の通りとなります。

モデル発売時期 平均価格 価格帯
2006年01月~2019年10月 85.1万円 9.8万円~459.8万円
2000年01月~2005年12月 27万円 6万円~99.9万円
1990年05月~1999年12月 69万円 15万円~169.8万円

【参考】カーセンサー

価格帯としてかなり安いものがありますが、本体価格を安くする代わりに諸費用が高めに設定されているものも含まれているので、総合的な費用について確認しなければなりません。

また、代表的なグレードごとの中古車価格帯は次の通りとなります。

グレード 中古車価格帯
2.4アエラス Gエディション 48.0万円~81.4万円
アエラス 48.0万円~129.9万円
アエラス プレミアムエディション 159.0万円~203.0万円

【参考】BIGLOBEクルマ中古車探し

エスティマのライバル車といえば、アルファードやヴェルファイア、オデッセイなどが挙げられるのですか、これらは2013年~2015年にフルモデルチェンジをした関係もあり、相場的にみてみると2013年以降の中古車はエスティマのほうが安く購入可能です。
ただ、現行型の機能について確認してみるとライバル車のほうが優れているため、価格だけでなく、機能についても検討しなければなりません。現行型にこだわらない場合は費用面でもお得な2012年式より古い中古車から検討してみてはいかがでしょうか。

良質の中古車エスティマを選ぶポイント

中古車の中でも良質なエスティマを探す際には、次のようなポイントにこだわってみるのがおすすめです。

未使用車は避けておく

中古車の中でも状態が良いものを選びたいということで未使用車にこだわっている方もいますが、エスティマは新車の値引き額が大きい傾向にあるため、あえて未使用車に限定して探す必要はありません。

そもそも未使用車は数が少なく、中古市場にもあまり出回っていないため、それよりも値引き額の大きい販売店で新車を購入するのがおすすめです。

エスティマの寿命は15年程度

車の寿命を10年程度と考え、それ以下の中古車を探している方も多いものの、エスティマの場合は寿命が15年程度とされています。ただし、適切なメンテナンスがされていた場合の話なので、中古車の状態はよく確認した上で決めましょう。

中古車の状態が悪い場合、購入してすぐに大きな修理が必要になってしまう可能性もあります。

おすすめは50型の初期モデル

エスティマを中古車で探す際にお得なものを選びたいと考えているのなら、3代目50型の初期モデルから検討してみてはいかがでしょう。初期モデルは、2006~2007年に出たものであり、中古車市場でもこの年代の車が多数出回っています。
そのため、選択肢が豊富なのがメリットです。また、新しい現行モデルのエスティマでなおかつキレイなものを探している方は、4~6年落ちから検討してみることをおすすめします。

2.4Lアエラスも人気

普段使いする目的でエスティマを探しているのなら、エンジンは2.4Lでも十分です。また、これからできるだけ長く乗りたいと考えているのなら、走行距離が10万km未満のものを選択しましょう。7万~10万km程度で検討してみると選択肢も増えます。
年式についてですが、2008年式以降のものなら比較的新しく、なおかつ安く購入できるのでおすすめです。

エスティマの中でもエアロパーツを搭載したアエラスというグレードが人気なので、まとめると2.4Lエンジンで走行距離は7万~10万km程度、2008年式以降の中古車を検討してみることをおすすめします。

中古車エスティマを購入する際の注意点

エスティマを中古車で購入する際には次のようなことに注意が必要です。

初期型の注意点

2006年、2007年の初期型モデルは非常に人気が高く中古市場でもたくさん取り扱われているのですが、2.4リッターエンジンのトラブルが多いと報告されています。エンジンオイルの消費量に異常が発生するもので、気づかず走行を続けるとエンジンブローに繋がってしまう恐れもあるため、できれば対策が取られた2007年の6月以降のモデルを選択しましょう。

また、ヘッドライトが曇ったり、水滴が溜まったりするトラブルもあります。新品に交換する場合は9万円を超える出費になることもあるため必ずヘッドライトを確認しておきましょう。メーカーでは9年距離無制限の保証がありますが、メーカーの保証やリコールが切れている場合は特に注意が必要です。

ボンネットのボルトを確認

エスティマはうまくフロント付近の車両感覚をつかむことができず、事故を起こしてしまう方もいる車です。
過去に走行距離や年式だけでなく、修理歴や事故歴がないかも確認しておきましょう。ボンネットを開けてボルトを確認した際に車体と異なる色のボルトが使われている場合は事故などを起こして新しくボルトを付け直したサインです。他にも車の下部分など、細かいところまで錆や傷などがないか確認しましょう。

不安が残るものは長めの保証がついているものを選択することをおすすめします。

車検の残り期間を確認

車検が残っているものでもどれくらいの期間残っているかは中古車によって異なるため確認しましょう。また、車検切れの中古車はその分本体価格が安く設定されていることも多いため、車検が残っているものだけにこだわって中古車を探す必要はありません。総合的に考えましょう。

選択肢が豊富だからこそ慎重に選ぶ

エスティマは非常に人気が高いため、中古車の数も多く、選択肢が豊富です。だからこそ慎重にどれを購入するのか検討をしましょう。車の状態を確認する際にはカーエアコンの確認も忘れてはいけません。

カーエアコンから嫌な臭いがする中古車も多いので注意が必要です。「みんなのクルマ選び」なら、カーエアコンクリーニングに対応している中古車販売店を掲載しているので、安心して中古車選びをしたい方はぜひチェックしてみてください。

この記事を書いた人

みんなのクルマ選び編集部
みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。


~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~
Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び