ハリアーはグレードが豊富で、選択肢も多い車です。中古車も数多く出回っており、非常に人気の高い国産車のプレミアムSUVでもあります。
そんなハリアーを中古車で購入したいと考えている方のために、ハリアーの特徴や魅力、中古車相場、選び方のポイントなどについてご紹介するので、参考にしてみてください。

中古車ハリアーの特徴や年式の比較

ハリアーは1997年に初代のモデルが登場してから、現在は日本市場専売モデルとして多く出回っています。どのような魅力があるのかご紹介しましょう。

中古車ハリアーの魅力や特徴

ハリアーはSUV車の定番ともいえる車種であり、人気が高いのが特徴的です。インテリアがとても上質で、豪華さを感じさせます。車体サイズが大きめであることから、室内空間にも余裕があり、十分な広さを確保したラゲッジスペースも魅力だといえます。
2017年にはマイナーチェンジがあり、内外装を変更させたほか、安全設備を充実させました。

ハリアーは走行性能が良いだけでなく、安全装備も充実しているので、走りと安心の両方で満足できる車を探している方にもぴったりです。

現在の中古車市場を確認すると、初代（1997年12月～2003年1月）や2代目（2003年02月～2013年07月）と比較し、圧倒的に3代目（2013年12月～）の流通台数が多いことから、3代目から検討したほうが選択肢も多いといえるでしょう。

グレードについてですが、種類が豊富で悩んでしまいがちなポイントです。
特に人気が高いグレードとして、コスパが良いだけでなく価格面でも選ばれているエレガンスG’s、標準装備で上級のファブリックと合成皮革シートを搭載しているエレガンス、燃費性能が非常に高いハイブリッドエレガンス、上位グレードで標準装備としてシーケンシャルターンランプが搭載されているプレミアム、最上級グレードであるハイブリッド E-Four プレミアムアドバンスドパッケージ4WDなどが挙げられます。

ハリアーの中古車価格相場

購入費用が高額になりがちなハリアーでも、中古車なら比較的手を伸ばしやすくなります。モデル発売時期と中古車の平均価格、価格帯は以下の通りです。

【参考】カーセンサー

続いて、3つの人気グレードの中古車価格帯についてご紹介しましょう。

【参考】BIGLOBEクルマ中古車探し

ハリアーは、資産価値が高い車として知られています。つまり、それだけ中古車価格が落ちないということ。
人気の車種でも現行モデル以外はどんどん価格が安くなっていくものもありますが、ハリアーの場合は2代目も人気が高く、中古車でも安いとはいえません。

できるだけ購入費用を抑えたいと考えているのなら、2代目ハリアーの中でも前期型（2003～2007年式）を検討してみるのがおすすめです。2代目ハリアーの後期型はまだまだ中古車本体価格が高いものの、モデルは前期でも後期でも同じなので、前期からチェックしてみることをおすすめします。

良質の中古車ハリアーを選ぶポイント

中古車の中でも、質の良いハリアーを選びたいと考えた際にチェックしておきたいポイントは以下の通りです。

価格のみを重視しない

明らかに相場よりも安く設定されているハリアーを見つけると飛びつきたくなりますが、安いのには何か理由が隠れています。そのため、購入した直後に修理が必要になり、結果的に高い修理費が発生してしまうケースも多いのです。
価格のみを重視しないように気をつけましょう。

PROGRESS以外の選択肢を持つ

現行となる3代目ハリアーを購入したいと考えた際、ELEGANCE、PREMIUM、PROGRESSという3つあるグレードのうち、最高級のグレードであるPROGRESSにこだわる方もいます。
しかし、PROGRESSに限定して中古車選びをしようと考えると、選択肢がかなり少なくなってしまい、その結果理想的な1台にたどり着けないこともあります。ハリアーに乗りたい、なおかつ高級感も求めているといった方はPROGRESSだけでなく、PREMIUMについても検討してみてはいかがでしょうか。

4WD仕様は本当に必要か考える

ハリアーには4WD仕様もあるのですが、2WDと4WDのどちらにしようか悩んでいるのなら、まずは自分にとって本当に4WDが必要かどうかを考えることが大切です。2WDと4WDを比較した際に、2WDモデルのほうが圧倒的に中古車流通数が多いため、4WDにこだわってしまうと車探しが難しくなってしまいます。
もちろん、雪がたくさん降る地域に住んでいる方は4WDの魅力が大きいですが、そうでない場合は2WDも検討してみると良いでしょう。

中古車ハリアーを購入する際の注意点

ハリアーを中古車で購入しようと考えた際には、いくつか気を付けておかなければならないポイントがあります。購入する際の注意点についてご紹介しましょう。

ハイブリッド車かガソリン車かについてよく考える

ハイブリッドモデルもあるハリアーは、ガソリン車とどちらを選択すれば良いのか悩んでしまいがちです。例えば、ハリアーを新車で購入しようと考えた際、ガソリン車に比べてハイブリッド車は100万円近く高くなります。
一方、中古車になるとそこまで大きな違いがなくなるので、中古車で検討するのならガソリン車だけでなくてハイブリッド車も選択肢に挙がるでしょう。

ただ、限りなく新車に近い中古車はハイブリッド車とガソリン車の価格差が非常に大きいため、単純に「燃費が良いからハイブリッド車」と考えることはできません。どれくらい乗るかによってもどちらが向いているかが変わってくるため、よく検討しましょう。

ナビの仕様に注意が必要

年式のうち、2003～2005年式までは純正ナビがDVDです。その後の2006年式からHDDに移行しているのですが、現在HDD式のナビを使用している方は、DVD仕様のハリアーを選んだ際に戸惑ってしまう可能性があるため、気になる方は純正ナビの仕様についてもよく確認しておきましょう。

走行距離と年式を確認

年式に比べ、走行距離が短すぎる中古車はコンディションが低下している可能性があるため注意が必要です。1年1万キロ程度を目安にしましょう。また、これよりも走行距離が長い車は過走行車となり、様々なパーツに大きな負担がかかっている可能性があります。

事故車や修復歴車、水没車は避けたほうが良い

事故を起こした際に車のフレーム部分が損傷し、それを修理した車である修復歴車は安全面からも避けておいたほうが無難です。車体にちょっとした傷がついた程度なら特に問題はありませんが、注意して選択しましょう。
また、水没車もトラブルが起きやすく、高額な修理費が必要になることがあるためおすすめできません。

保証がついている車を選ぶ

保証期間が長めのものを選択しておくと安心です。どこまで保証してくれるかについてはよく確認しておかなければなりません。

車検がついていたほうがお得か？

車検が切れている中古車よりも、車検がついている中古車のほうが良いと考える方が多いですが、総合的に考えて本当にお得かどうかは各中古車によって異なります。車検が切れている分、本体価格を安く設定しているものもあるため、このあたりも含めて検討してみましょう。

特徴を把握して選ぼう

ハリアーは様々なグレードが用意されていて、どれにしようか悩んでしまいがちです。今回ご紹介したようにグレードによって特徴が異なるので、よく理解した上で選びましょう。

また、ハリアーの中古車選びで失敗しないためには、カーエアコンの確認も忘れてはいけません。購入した後に、「カーエアコンから嫌な臭いがして乗る気になれない」と悩む方もいます。
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