未成年でもカーローンは組める?

車を購入しようと考えた際に現金でお金を用意できる方は少ないですよね。そこで多くの方が利用しているのがカーローンです。一般的にクレジットカードなどは20歳以上でなければ申し込みができませんが、カーローンは条件を満たしている方に限り申し込むことが可能です。
申し込みの際にどのようなことに気をつければ良いのか、審査に落ちてしまう原因は何かなどについてご紹介しましょう。

未成年でもカーローンを組める条件とは

運転免許は18歳から取得できるものの車を購入するお金がないと悩んでいる方にはカーローンがおすすめです。未成年でも条件や種類によってはカーローンを組むことが可能です。
次のポイントをおさえておきましょう。

保護者の同意書が必要

未成年の方がカーローンを組む場合は必ず保護者の同意書を用意しなければなりません。そのため、まずは保護者に相談をしてみましょう。

保護者の方に法定代理人と呼ばれるものになってもらうことにより未成年でもカーローンを組むことが可能です。法律では未成年が法定代理人の同意を得ることなく契約を行った場合、それを取り消すことができると定められています。
車を販売する側からするとそのような状態になっては困るので、法定代理人を立てることができない未成年者は基本的購入できない形を取っているのです。

カーローンを契約する際に保護者と一緒に足を運べばその場で同意書にサインができるので、ついてきてもらいましょう。

安定した収入がある

カーローンを契約する場合、購入する車の代金は一度ローン会社が立て替えておき、それを分割で返済していく形となります。
そのため、収入がない方でなければ月々の分割返済が難しいので安定した収入があることも最低限の条件の一つです。必ずしも正社員である必要はなく、アルバイトをしている場合でも安定した収入があれば申し込みが可能です。

一般的にアルバイトや派遣社員の場合は安定した収入を得るのが難しいケースもありますが、このような場合でも勤続年数がある方は審査に通りやすくなります。

例えば、大学生として学校に通っていてアルバイトをしていない方もいますよね。この場合、自分自身の収入がなければローンは組めません。
奨学金を受け取っていたり、親から仕送りしてもらっていてある程度お金に余裕があったりする場合でもローンは組めないので注意しておきましょう。

カーローン審査に落ちてしまう原因

カーローンの診査に申し込みをしたものの、残念ながら審査に落ちてしまった方もいます。その理由として考えられるのが以下の3つです。

借入総額が大きい

カーローンは返済すること大前提として審査を受けるわけなので、金額が大きくなればなるほど返済が難しいと判断されて審査に通りにくくなってしまいます。

1つの目安として、収入の1/3程度の金額までを基準と考えてみましょう。例えば、アルバイトで年収150万円稼いでいる方は50万円程度までの金額に抑えておいたほうが審査に通りやすくなります。新車の場合は難しいですが、中古車なら様々な車を検討できるでしょう。

携帯やクレジットカードの滞納記録がある

滞納に関する情報は信用情報機関と呼ばれるところに登録されており、カーローンを行っている会社はこの情報をチェックしながらこの人に貸しても大丈夫かどうかを判断します。
その情報をチェックした際に滞納の記載がある場合、お金を貸すのは危険と判断され、審査に通りにくくなってしまうのです。つまり、ブラックリストと呼ばれる状態になります。

過去に端末代金の残りがある携帯代金やクレジットカードの代金を滞納していたことがあってカーローンの審査に落ちた方は、ここでつまずいてしまった可能性を考えてみましょう。1回滞納しただけですぐにブラックになるのかというとそうではなく、督促の案内にも応じなかったり、次の引き落としにも支払いができなかったりすると滞納の情報が信用情報機関に登録され、ブラック扱いになります

この情報は最低でも5年ほど保存されてしまうので、ブラック扱いになっている可能性が高い場合はこの期間が経過した後に再度カーローンの利用を検討してみましょう。

申請情報に虚偽がある

審査では先述した滞納に関することのほかにも次のようなことが審査の対象となります。

  • 他社からの借入金額、件数、利用可能限度額など
  • 氏名
  • 年齢
  • 職業
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 年収
  • 家族構成

例えば、本当は年収が100万円なのに150万円と嘘をついて申請したり、その他に嘘の情報を伝えてしまったりした場合には信用できない人だと判断され、審査に通らないことがあります。

勤務先などに関する情報も電話で在籍確認が行われるので嘘をつくことはできません。中には嘘をつくつもりがなかったにもかかわらず、ちょっとした勘違いやミスで虚偽の申告をしてしまう方がいるので注意しておきましょう。

未成年のカーローン審査を通すコツ

できるだけカーローンの審査に通る確率を上げたいと考えている未成年者の方は、次の2つで工夫することが大切です。

頭金を多くローン金額を減らす

例えば、50万円のローンを組みたいものの年収が100万円しかないとしましょう。先述したように練習の3分の1程度の金額までしかローンを組むことができないので、審査は厳しくなります。
ですが、頭金で20万円を用意して30万円のみ借りた場合、借入希望額が年収の3分の1以下の金額になるので審査に通りやすくなるのです。

同じように、借入希望額はできるだけ安くしたほうが審査に通りやすくなります。審査を受けるにあたり不安なことがある場合は頭金として用意する金額を増やすのがおすすめです。

また、どうしても頭金を用意することができない場合は購入する車のランクをおさえて安い中古車を選ぶのがおすすめです。新車の場合は最低でも100万円以上の金額が必要ですが、中古車の場合は同じ車種でも半額以下で購入できることがあります。
これによりローンの借り入れ申し込み金額が少なくなるので、審査に通りやすくなるのです。

審査に通りやすいカーローンにする

どの会社のカーローンに申し込みをするのかによって審査難易度が変わります。

中でも特に厳しいとされているのが銀行系のローンです。正社員として働いていて安定した収入がある方でも審査に落ちてしまうことがあるほどなので、特にアルバイトしかしていない学生の方などは、非常に難しいと考えておきましょう。

そこで、学生の方におすすめなのが学生ローンです。もともと学生の方を対象として考案されたローンということもあり、そこまで審査難易度は高くありません。もちろん、この場合も安定した収入がある方でなければ厳しいのですが、検討してみてはいかがでしょうか。

また、ディーラーローンは金利が高いデメリットがあるものの、審査がゆるい傾向にあります。そのため、ディーラーローンの利用も検討してみましょう。どのようなカーローンの選択ができるかは購入先によっても変わるため、相談してみてください。

確実に審査に通る金額で検討するのがおすすめ

とりあえず高い金額で申し込みをしてみて審査に通らなかったら再度検討しようと考える方もいますが、何度も立て続けに審査に落ちてしまうと、他のカーローンに申し込みをした際の印象に悪影響を与えてしまう恐れがあります。
そのため、できる限り確実に審査に通りそうな金額の借り入れを検討してみましょう。審査に不安を感じている方はなるべく安い中古車を選んでおくのがおすすめです。

この記事を書いた人

みんなのクルマ選び編集部
みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。


~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~
Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び