中古車の日産ノートを選ぶ時のチェックポイントと料金相場
日産のノートはエコカーとして評価の高いコンパクトカーです。できれば新車ではなく中古車で購入しようと考えている方のために、中古車の価格相場や選び方のポイント、中古車でノートを購入する際の注意点などについてご紹介します。ノートの特徴についてもチェックしてみてください。
中古車ノートの特徴や年式の比較
日産のノートはグレードが豊富で、なおかつ誰でも運転しやすい車です。代表的な特徴などをご紹介します。
中古車ノートの魅力や特徴
初代日産ノートが発売されたのは2005年のことです。スタイリッシュなエクステリアや爽快な走りが評価されました。また、2008年にマイナーチェンジがあり、新色の追加や全車に2連リングメーターを標準装備するなどの変更がされました。
初代は中古車として多数流通しているので、選択肢が豊富なのが魅力だといえるでしょう。ただし、内装の安っぽさをデメリットと感じることが多いです。
2代目が登場したのは2012年で、走行性能がブラッシュアップされただけでなく、燃費性能も向上しました。2014年に1回目のマイナーチェンジがあり、フロントグリルとステアリングのデザインが変更されたほか、特別仕様車が設定されています。2015年の2度目のマイナーチェンジではボディカラーに新色を追加したほか、HR12DDRエンジンを搭載している車には停車前アイドリングストップを採用しました。
2016年には3回目のマイナーチェンジがあり、中古市場でも非常に人気の高い「e-POWER」が加わっています。現行型である2代目はノートの中でも最も流通数が多いことから選択肢が豊富です。ただ、乗り心地や走行性はそれほど良いとは言えません。
ノートは大人4人でも窮屈さを感じさせることのない居住性の高さから、ファミリーカーとしても選択されています。また、コンパクトカーということもあり全高は1,500mm強なので立体駐車場でも問題ありません。実用性だけでなく安定性も兼ね備えた車だといえるでしょう。
ライバル車として挙げられるのはホンダのフィットです。比較してみると、どちらにもファンがついていて意見が分かれるところではありますが、居住性と実用性について言えばノートのほうが優れているといえます。ただ全体的な質感に関してはフィットのほうが上だと考える方も多いようです。
ノートの中古車価格相場
日産ノートは、初代のほかに2代目が出ています。それぞれの発売時期と平均価格、価格帯は以下の通りです。
モデル発売時期 | 平均価格 | 価格帯 |
---|---|---|
2012年09月~ | 106.5万円 | 9万円~280.5万円 |
2005年01月~2012年08月 | 23.6万円 | 500円~65万円 |
初代を500円~とご紹介していますが、諸費用などが高めに設定されているものも含まれているため、確認が必要です。
続いて人気グレードごとの中古車価格帯を見ていきましょう。
グレード | 中古車価格帯 |
---|---|
X DiG-S | 48.0万円~73.0万円 |
e-パワー X | 136.0万円~160.0万円 |
e-パワー メダリスト | 138.0万円~169.8万円 |
相場の目安として、4~6年落ちの修復歴なしは40万~70万円、7年落ち~10年落ちの修復歴なしは20万~50万円を目安としてみてください。もちろん、グレードやメンテナンス状況などによっても価格は大きく変わってくるため、現車確認をしながら慎重に選ぶことが大切です。
良質の中古車ノートを選ぶポイント
良質な中古車を選ぶ際に注目しておきたいことは以下の通りです。
ノートの寿命について
ノートの寿命は、走行距離で言うとおよそ25万km程度とされています。一般的には10万km以上走っている車は避ける方が多いのですが、寿命が25万km程度ということを考えると10万km前後の中古車はまだまだ活躍してくれるはずです。
もちろん、適切にメンテナンスされてきた車であることが前提ではありますが、10万km近い中古車だからといってそれだけで避ける必要はありません。
安く購入したいなら人気のカラーを避ける
人気のカラーは中古車でも価格設定が高めとなっています。ノートの人気カラーといえばホワイトパールとブラックの2種類です。安く購入したい方は、その他のカラーを検討してみると良いでしょう。
また、ノートには購入時にオプション費用がかかる2トーンカラーのものがあるのですが、中古車の場合はその他のカラーと変わらない相場になります。ノートの2トーンカラーを検討している方は中古車から検討してみてはいかがでしょうか。
リセールバリューの低いグレードに注目
リセールバリューとは中古商品の再販価値のことで、リセールバリューの低い中古車ほど値下がり率が大きいことから割安に購入できます。
ノートの場合、2WDは1.2メダリストXや1.2X DIG-S、4WDは1.2メダリストXや1.2メダリストXブラックアロー、e-POWERは1.2e-POWER Sや1.2e-POWER Xシーギア 4WDなどのリセールバリューが低いので、お得に購入したいと考えている方はこの辺りをチェックしてみてください。
中古車ノートを購入する際の注意点
中古車でノートを購入する際に気をつけておきたいこととして、特に重要なポイントをご紹介しましょう。
できれば試乗して内装の質感を確認
ノートは内装の質感があまりよくないとして知られています。例えば、運転席を上下調節した際に座面と背もたれの間に隙間ができてしまうのをデメリットに感じている方も多いです。こういったポイントが気になりそうだと感じているのなら試乗で確認しておきましょう。
どれくらい荷物を積むか考える
ノートはリヤタイヤのタイヤハウスのカバーが荷室内に突き出ている関係もあり、狭さを感じさせます。
また、この関係から荷物の出し入れをしづらいと感じることもあるため、普段からたくさん荷物を積み込んで走行する予定の方は注意が必要です。購入前にどのような荷物を積み込む予定なのかよくイメージし、ノートで問題ないかを考えなければなりません。
人気の装備・オプションは?
ノートの中でも人気の高い装備オプションといえば、e-POWER用の専用エアロパーツや、SRSエアバッグシステム、アラウンドビューモニターなどの安全装備が挙げられます。また、エクステリアとしては15インチタイヤ&アルミホイールや4本1セットノアエスティーロアルミホイール、フロントアンダープロテクターなどの人気が高く、これらの装備がついている中古車も多いです。
ただ、必要ない装備がついているために中古車価格が高くなっているものもあるため、必要性を確認しておきましょう。
相場より安い場合はその理由を確認
例えば、過走行車で年式に比べて走行距離が長いものは相場よりも安くなります。また、過去に修理歴や、修復歴や事故歴があるものも安くなりますが、安全面に不安があるので避けておきましょう。
また、ゴム製の緩衝部品であるブッシュ類が使われているのですが、この部品は10万km程度の目安に交換が必要です。ブッシュ類の交換がされていないために格安価格で販売されている可能性もあります。
それから、ノートにはタイミングチェーンが使われているのですが、走行距離が20万kmを超えるようなものはできれば交換してあるのが理想的です。こういったポイントも総合的に判断しましょう。
基本的なメンテナンスがされているかどうかも確認が必要です。ノートに限ったことではありませんが、定期的にエンジンオイルが交換されているかなども確認しておくと安心です。
車検と保証について
車検と保証はどちらもついているもののほうが理想的です。特に車検期間が残っていればその分安く購入できます。保証についてはただついていれば良いわけではなく、内容や保証期間もチェックしておきましょう。
中古車だからこそ様々なポイントを慎重に確認
新車とは異なり、中古車は前のオーナーがどのようなメンテナンスをしていたか、どのように乗っていたのかによって大きく状態が異なります。そのため、現車をよく確認し、慎重に検討しましょう。
その際には、カーエアコンの臭い確認も忘れないようにしてください。中古車を購入したところカーエアコンから嫌な臭いがすると悩んでいる方もいるため、対策は必須です。
臭い対策をしたいのなら、カーエアコンクリーニング対応店のみを掲載している「みんなのクルマ選び」を確認してみてはいかがでしょうか。
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みんなのクルマ選び編集部みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。
~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~ Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び」