中古車のトヨタシエンタを選ぶ時のチェックポイントと料金相場
シエンタはとても乗りやすい車として多くの方から選ばれているトヨタの人気車です。ただ、自分に合っているのかわからない、新車ではなく中古車で購入したいもののどのようなことに気をつければ良いのかわからないと考えている方のために、シエンタの特徴や中古車の選び方をご紹介します。
中古車シエンタの特徴や年式の比較
シエンタはトヨタの中で最も小さいミニバンで、普段使いするのにもぴったりということでファミリー層からも選ばれています。どのような車なのか、魅力や特徴についてご紹介しましょう。
中古車シエンタの魅力や特徴
バリエーションが豊富なのはシエンタの大きな魅力だといえるでしょう。駆動系には2WD(FF)と4WDがあり、エンジンはガソリンとハイブリッドの2種類です。
グレードについてご紹介すると、2つの軸としてGとXが展開されています。グレード選びで気をつけておきたいのが、どのグレードを選択するのかによってパワースライドドアが装備されているかどうか異なる点です。
例えば、X系は助手席側のみ、G系は両側、X Vパッケージはなしと、それぞれで装備が異なります。特にファミリーカーとして購入する場合はパワースライドドアがあったほうが良いと考える方が多いので、注意して選びましょう。
乗車定員についてですが、3列シートの6人乗りと7人乗り、または2列シートの5人乗りがあります。家族の人数や車の使い方を事前に良く検討し、最適なものを選びましょう。3列目シートについては2列目のシート下に格納し、することも可能です。
普段たくさん買い物をする方にとっても嬉しい仕様だといえるでしょう。シートアレンジしやすいのもシエンタの魅力です。
年式についてですが、初代にあたる2003年~2015年のものは5ナンバーサイズのボディに3列シートを備えているのが特徴で、特に若い方から人気があります。室内空間も広々としており、リヤシートレイアウトのアレンジが多彩なのも魅力です。
2代目にあたる2015年~の年式タイプは若い方はもちろんのこと、幅広い年齢層から選ばれています。コンパクトさだけでなく、機能面や、スポーティーな外観も評価が高く、ハイブリッドモデルも加わったことで経済性を重視したいと考えている方からも人気です。
シエンタの中古車価格相場
シエンタの中古車相場はどのようになっているのかについてご紹介します。モデル発売時期と中古車平均価格、価格帯からみていきましょう。
モデル発売時期 | 平均価格 | 価格帯 |
---|---|---|
2015年07月~ | 163.9万円 | 63.9万円~307.1万円 |
2003年09月~2015年06月 | 44.9万円 | 1万円~159.8万円 |
続いて、人気グレードの中古車価格帯についてです。
グレード | 中古車価格帯<//th> |
---|---|
G | 139.9万円~168.0万円 |
ハイブリッドG | 156.7万円~178.0万円 |
G クエロ | 179.0万円~195.8万円 |
発売されてから少し時間が経つとぐんぐん中古車価格が落ちるものもありますが、例えば2代目のシエンタの場合、まだ極端に価格が下落するような状態にはありません。
初代シエンタは100万円を切るものもあるため、特にこだわりがないのなら初代も検討してみてはいかがでしょうか。
特に狙い目といえるのが、初代シエンタのGグレードです。中古車価格が落ち着いているだけでなく、運転のしやすさからも選ばれています。また、2代目シエンタのGグレードもおすすめで、挟み込み防止機能など新たな機能が搭載され、より安心感が増しました。
価格にこだわりたい方は、2代目シエンタのXグレードにも注目してみましょう。比較的年式が新しく、なおかつ安さが魅力です。標準グレードということもありそれほど装備が充実しているわけではありませんが、走行距離が短い車両を選べれば長く乗り続けることができるでしょう。
良質の中古車シエンタを選ぶポイント
中古車の中から良質なシエンタを探すためには、次のようなことに注目してみるのがおすすめです。
先進安全装備を搭載しているか確認
安心して乗るためにも、信頼の安全装備が搭載されているものを選ぶのがおすすめです。シエンタでいうと、現行型へのフルモデルチェンジが行われた2015年7月以降のモデルで先進安全装備を搭載しました。
全グレードのオプションとしてトヨタの衝突回避支援パッケージが選択できるので、安全面にこだわりたい方はこの辺りにも注目してみましょう。
価格だけでなくその他も重視する
できる限り購入にかける費用を抑えたいと考えてしまうと、いかに安いかで中古車を選んでしまいがちです。しかし、安い中古車を購入したところすぐに故障して余計な費用がかかってしまったというケースもあるため、気をつけておかなければなりません。
車の状態は総合的によく確認しておきましょう。また、購入費用を抑えたいのなら、不要な装備がついているものを避けるなどの対策もおすすめです。
ハイブリッド車がお得とは限らない
燃費面のことを考えると、ハイブリッド車から検討したほうが良いように考えている方もいるかもしれませんが、必ずしもハイブリッド車のほうがお得とは言い切れません。
例えば、普段から3列目シートを使用する予定がないのなら、ハイブリッドモデルよりも安いガソリンエンジンモデルでも問題ないですし、走行距離が短めのものを選択しておけば長く乗れるので、結果的に価格設定が高めなハイブリッド車を選びよりも得をすることがあります。
中古車シエンタを購入する際の注意点
シエンタを中古車で購入しようと考えている方は、選び方のポイントについても確認してみてください。
パワースライドドア搭載の有無を確認
先述したように、シエンタの中でもグレードによってパワースライドドアが搭載されているかどうかが異なります。「シエンタ=すべてにパワースライドドアが搭載されている」というわけではないので気をつけましょう。
ハイブリッドには4WDがない
シエンタのハイブリッドは2WD(FF)のみとなっています。特に雪道を走行することが多い方はこのあたりにも注目して選びましょう。
走行距離と年式をチェック
車の走行距離の目安は、1年間で1万キロ程度です。多くても1.5万キロ程度までで考え、それを超えたものは過走行車だと判断しましょう。年式はできるだけ新しいものが良いですが、走行距離についても必ず確認が必要です。反対に極端に走行距離が短いものはめったに乗られておらず、メンテナンスが行き届いていない可能性もあります。
事故車には注意
事故によって車体の骨格部分の交換や修理が必要になった修復歴ありの車は、安全面で不安があります。そのため、事故車や修復歴車は避けておいたほうが良いです。同じく、水没車も車内の電気系統にダメージが蓄積している可能性があるので避けましょう。
車検が残っているか
できる限り購入時の負担を抑えたいと考えているなら、車検が残っているものを選ぶことをおすすめします。どれくらい残っているかも一緒に確認しておきましょう。車検なしのものはその分価格設定が安くなっていることもありますが、どちらを購入したほうがお得かについては各中古車によって異なるので、総合的に判断してみてください。
保証がついているか
手厚い保証がついていると、中古車を購入したと何かトラブルがあった際にも安心です。トヨタでは「T-Value」という中古車ブランドがあり、まるごとクリーニングや車両検査証明書、ロングラン保証などのサービスが用意されています。こういった保証がついている中古車ならより安心できるでしょう
中古車でお得にシエンタに乗ろう
中古車の中でも理想的なシエンタを選ぶために、おさえておきたい情報についてご紹介しました。
もう一つ気をつけておきたいポイントとしてご紹介したいのが、カーエアコンの臭いに関することです。特に長年乗られてきた中古車はカーエアコンから嫌な臭いが発生することもあるので、カーエアコンクリーニングをした上で購入できるところを選びましょう。カーエアコンクリーニング対応可能な中古車販売店については「みんなのクルマ選び」でご紹介しているので、参考にしてみてください。
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この記事を書いた人
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みんなのクルマ選び編集部みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。
~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~ Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び」