中古車を購入した際の保険の切り替え方法をわかりやすく解説

車を乗り換える際は任意保険の切り替えが必要

車を乗り換える際は任意保険の切り替えが必要
新車・中古車に関わらず、自動車を買い替えると任意保険の切り替え(=車両入替)を行わなくてはなりません。

なぜ切り替えを行わなくてはならないのでしょうか。

任意保険の対象は契約車両

任意保険の対象は、自動車の所有者ではなく契約車両です。

よって切り替えを行わないと、買い替え後の自動車で補償を受けられない恐れがあります。

補償の対象を買い替え後の自動車へ移すため、切り替え手続きが必要です。

中古車を購入した際の任意保険の切り替え方法

中古車を購入した際の任意保険の切り替え方法
中古車を購入した方は、任意保険をどのように切り替えればよいのでしょうか。

基本的な手続きの流れを紹介します。

代理店型自動車保険

保険会社の代理店で任意保険を契約している方は、代理店へ連絡して手続き方法を確認します。

代理店とは、カーディーラーなどのことです。

ダイレクト型自動車保険

保険会社と直接契約するダイレクト型自動車保険の多くは、インターネットのマイページなどから切り替え手続きを行えます。

おおよその流れは次の通りです。

  1. 買い替え前の自動車を手放す前に積算距離計の数値を記録しておく。
  2. 買い替え後の自動車の車検証と積算距離計の数値を用意する。
  3. 任意保険のマイページへログインする。
  4. 車両入替手続きへ進む。
  5. 車検証の情報や積算距離計の数値、入れ替え日など、必要な情報を入力する。
    ※具体的な手続きの進め方は加入する任意保険で異なります。

任意保険の切り替えを行えるタイミング

任意保険の切り替えは、買い替え後の自動車を納車する前に行います。

納車日を契約変更日にすることで、納車日から任意保険の補償を受けられるからです。手続きを後回しにすると、うっかり忘れることがあるので注意しましょう。

万が一手続きを忘れた場合も、一定の猶予期間が設けられているため後から行うことは可能です。

具体的な猶予期間は任意保険で異なりますが、「取得日」の翌日から30日程度が目安とされています。

切り替えを行える条件

任意保険は、1台に対し1つの契約が基本となっています。よって、切り替えは買い替え前の自動車を手放してから行います。

また、買い替え後の自動車の所有者が、次のいずれかに当てはまらないと行えません(新規契約となります)。

  • 切り替え前と同じ
  • 切り替え前の任意保険の記名被保険者
  • 切り替え前の任意保険の記名被保険者の配偶者
  • 切り替え前の任意保険の記名被保険者、その配偶者の同居の親族
  • ディーラーまたはリース会社

以上のほか、買い替え後の自動車の用途車種が買い替え前と同じで、自家用5車種であることも求められます。

詳しい条件は、加入している任意保険で確認してください。

任意保険の切り替え時に必要な書類

任意保険の切り替え時に必要な書類
任意保険の切り替えに必要な書類はケースで異なります。具体的に、どのような書類が必要なのでしょうか。

車検証と運転免許証などが必要

多くの場合、次の書類を用意しておけば任意保険の切り替え手続きを進められるはずです。

  • 買い替え後の自動車の車検証(登録番号・初度登録年月・型式・車台番号・所有者氏名又は使用者氏名)
  • 買い替え前の自動車の積算距離計の数値
  • 買い替え後の自動車の積算距離計の数値
  • 買い替え後の自動車の購入金額

新しい自動車の車検証を用意できない場合は、中古車店の担当者などに相談するとよいでしょう。

多くの場合、売買契約書を代用できます。

銀行口座情報・クレジットカードが必要になることも

任意保険の保険料は車種で異なります。よって、新しい自動車へ入れ替えると、保険料も変更になることがあります

保険料が安くなった場合は差額の返金、保険料が高くなった場合は差額の支払いが必要です。

切り替えを行うときは、銀行口座情報、クレジットカードも用意しておきましょう。

任意保険の切り替え中に事故を起こしてしまったら

任意保険の切り替え中に事故を起こしてしまったら
任意保険の中には、車両の入れ替えを忘れても一定期間だけ買い替え前の自動車と同じ補償を受けられる特約などを用意しているものがあります。

このような特約などがあれば、任意保険の切り替え中に事故を起こしても、以前と同じ補償を受けられます。

ただし、補償を受けるには買い替え前の自動車を手放している、買い替え後の自動車を取得してから30日以内に入れ替えの手続きを始めているなどの条件を満たす必要があります。

切り替え手続きが遅れた方は、保険会社に補償が受けられることを確認しておきましょう。

中古車の購入と併せて任意保険の切り替えを

中古車の購入と併せて任意保険の切り替えを
任意保険の対象は、自動車の所有者ではなく契約車両です。自動車を買い替えた場合は、車両の入れ替えが必要になります。

手続きは、保険代理店や保険会社のウェブサイトで行えます。必要書類などは買い替え後の自動車の車検証、積算距離計の数値などです。

任意保険の切り替えを忘れても、一定期間であれば補償を受けられる可能性はあります。

ただし、必ず受けられるとは言い切れません。

中古車を購入する方は、納車日に併せて任意保険の切り替えを行いましょう。

納車日から契約車両を入れ替えられるので、安心して運転できます。

⇒「中古車選びで覚えておきたい「保険」

この記事を書いた人

みんなのクルマ選び編集部
みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。


~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~
Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び