車を複数台所持する際の中古車の任意保険について
複数台所持する際の中古車の任意保険の加入方法
現在車を所有している状態で新たに中古車を購入する場合、自動車保険について考えなければなりません。
「すでに所有している車で任意保険に加入しているから必要ない」と考えてしまう方もいますが、自動車保険は車に対してかけるものです。
そのため、1台目にかけている任意保険は2台目には適用できないので注意しておきましょう。
中古車を新たに購入する際に任意保険に加入する方法としては、以下2パターンが考えられます。
中古車で新規加入する
購入する中古車で新たに任意保険に加入する方法です。
複数台所有する場合は専用の割引が用意されているケースもあります。
また、後ほど詳しくご紹介するセカンドカー割引を活用することにより保険料を抑えることが可能です。
既存の保険を中古車に引き継ぎ、既存の車で新規加入する
今まで乗っていた車にかけていた任意保険を新規で購入する中古車に引き継ぎ、既存の車で新たに任意保険に加入する方法です。
例えば、新たに中古車を購入した年齢の若い子供が親の等級を引き継ぐことにより、保険料を大幅に抑えることができるのです。
事項で詳しくご紹介します。
複数台所持する際はセカンドカー割引がお得
車を複数台所持する場合、お得なセカンドカー割引を活用しましょう。
セカンドカー割引とは、2台目以降の車で初めて保険を契約する際に適用できるもので、保険料が安くなるサービスです。
車の保険料は、20等級が最も割引率が大きく、安い保険料の支払いで済みます。
しかし、初めて自動車保険を契約する際には、6等級からスタートすることになり、どうしても保険料が高くなってしまうのです。
ところが、セカンドカー割引を適用すれば、本来なら6等級からスタートするはずのものが7等級からのスタートになり、等級が変わることにより、その分保険料を抑えることができます。
ちなみに、2台目は1台目の車を契約していた方と同じ名義でなくても良いため、例えば、同居している子供が社会人になって中古車を購入することになった場合などに活用しましょう。
車両入替による割引
セカンドカー割引と組み合わせて利用したいのが、車両入替と呼ばれるもの。
自動車保険は10代・20代だと保険料が高くなってしまうので、免許を取ってからしばらく時間が経って等級が上がっている親の保険を子供に引き継ぐのが車両入替という方法です。
親は新規で保険に入り直す形になるのですが、年齢が高ければ保険料も抑えられるため、結果的に総合的な保険料を安く抑えることができます。
また、本来であれば6等級からスタートすることになりますが、セカンドカー割引によって7等級から始められるのもポイントです。
セカンドカー割引は3台目以降でも適用される?
「セカンドカー」という名前がついていますが、3台目以降でも問題なく適用されます。
そのため、家族の中で車に乗る人が増えたり、ライフスタイルが変わったりして車を増やす時などにうまく活用してみてはいかがでしょうか。
セカンドカー割引の適用条件
セカンドカー割引は誰にでも適用されるものではなく、一定の条件を満たしていなければなりません。
次の条件を満たしているか確認していましょう。
1台目の条件
次の4つの条件が定められています。すべて満たしていなければなりません。
- 等級が11等級以上である
- 主に車を運転する方が個人である
- 所有者が個人である
- 用途と車種が自家用8車種である
自家用8車種というのは、自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)、自家用貨物車(小型・軽四輪)、自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)、特種用途自動車(キャンピング車)のことをいいます。
2台目の条件
新たに購入する2台目の車では、以下の条件をすべて満たしている必要があります。
- 新たに自動車保険に加入する車である
- 主に運転するのが個人であり、1台目の契約を主に運転している方(A)かその配偶者(B)、AかBの同居の親族(C)である
- 所有者が個人であり、上記A・B・Cか、1台目の車の所有者である
- 用途と車種が自家用8車種である
- 保険開始日が1台目の自動車保険契約の保険期間内である
なお、1台目と2台目の保険会社は異なっても問題ありません。
子供が新たに中古車を購入するにあたりセカンドカー割引の利用を検討している方は、同居している子供でなければ対象とならない点に注意しておきましょう。
■「中古車保険のセカンドカー割引をご存知ですか?メリット沢山!」
任意保険は加入しておいたほうが安心
自賠責保険と異なり、任意保険はその名のとおり加入が任意です。
しかし、万が一事故などを起こしてしまったときのことを考え、できる限り契約しておいたほうがいいでしょう。
その際には、今回ご紹介したポイントもおさえ、セカンドカー割引などもうまく活用しながら保険料を抑えて契約するのがおすすめです。
保険会社によって特徴なども異なるので、よく比較したうえで検討してみてはいかがでしょうか。
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みんなのクルマ選び編集部みんなのクルマ選び編集部です。中古車の選び方やネットに無い本当の中古車情報の発信をしています! また、中古車なのに新車と同様の車内空間「Newsed CAR(ニューズドカー)」の発信をしています。 これからの中古車は他人の匂いがしない「Newsed CAR(ニューズドカー)」が中古車選びのスタンダードになってきます。
~中古車特有、前所有者の匂いの痕跡を消して新しい中古車へ。~ Newsed CAR(ニューズドカー)のみ掲載の「みんなのクルマ選び」