ヴォクシーは特に男性ユーザーから人気の車ではありますが、重厚感のある車が好きな方や、あんまりサイズの大きくない5ナンバーボディの車を選びたいと考えている方からも高評価です。
新車を検討するのは難しいから中古車を購入したいと考えている方のために、おさえておきたいポイントや相場などについてご紹介しましょう。

中古車ヴォクシーの特徴や年式の比較

ヴォクシーの代表的な魅力や、おさえておきたい特徴についてご紹介しましょう。

中古車ヴォクシーの魅力や特徴

ヴォクシーはミニバンの中でも評価が高く、売上台数も多いです。デビューしたのは2001年のことであり、5人乗りから8人乗りまで様々な仕様があることから特にファミリー層に向いているモデルとして高い人気を誇っています。

低床設計やスライドドアを採用し、ファミリーカーとしての使いやすさにこだわっているのも人気の理由だといえるでしょう。そこから2代目、3代目と進化するたびにデザインが新しくなり、現行モデルも評価されています。

おもなグレードは、X、V、ZSの3種類で、3代目からはハイブリッド仕様も用意されているのが特徴です。最低限の装備のみで構わないのならX、より実用的な装備・機能がプラスされたものを選びたいのならV、更にグレードが高く、カスタムされたものを選びたいのならZSから検討してみましょう。

また、ZSにはデザイン性の高い煌（きらめき）、スポーツ仕様であるGR SPORTの2種類があります。

2001年に登場した初代モデルは両側スライドドアを搭載しており、子育て世代の方にもぴったりです。ミニバンの中でもできる限り維持費を抑え、なおかつ車内空間が広い車を選びたいと考えている方から評価されています。

2007年に発表された2代目モデルは現在も中古車として人気が高く、マイナーチェンジで2列目と3列目センター席にシートベルトとヘッドレストが追加された事により、更に乗りやすくなりました。

2014年からの3代目モデルは、それまでのモデルに比べてデザインが一新され、オプションも豊富であることから許可が高いです。また、新たにラインナップとして加わったハイブリッド車はプリウスのシステムということもあり、信頼度も高いといえるでしょう。
重心を低くしたことにより走行時の安定性も高くなりました。

ヴォクシーの中古車価格相場

中古車を購入しようと考えた際に気になる販売時期ごとの平均価格と、価格帯についてご紹介します。

【参考】カーセンサー

続いて、人気の高い良いグレードの中古車価格帯は以下の通りです。

【参考】BIGLOBEクルマ中古車探し

「ZS煌」シリーズは中古車でも高い人気があります。通常のヴォクシーとは異なり、専用アルミホイールやメッキ加飾などが装備されていることもあって、より高級感のあるデザインです。

特別仕様車ということもあり中古車でも価格は高くなってしまいますが、新車でZS煌を購入するのは難しいけれど中古なら検討できるという方から選ばれています。
煌シリーズはオプションであるデュアルパワースライドドアが標準装備となっており、機能性においても優れているのが魅力です。

良質の中古車ヴォクシーを選ぶポイント

中古車でヴォクシー探しをしようと考えた際のポイントをご紹介します。

3代目を購入するなら前期型が狙い目

初代から3代目まであるヴォクシーの中で、特に狙い目としてご紹介したいのが、年式で言うと2014～2017年にあたる3代目モデルの前期型です。後期型が登場したことによって前期型は中古車価格が安くなっている傾向にあります。
もちろん、2代目モデルも良いのですが、近々4代目モデルが登場すると噂されていることも考えると、2代目モデルだと少し古いと感じてしまうこともあるでしょう。そういった方も、3代目モデルの前期型なら納得できるはず。

3代目の後期型はスライドドアの施錠予約が可能であるほかは、サスペンションやボディ剛性が向上しているのが特徴です。また、ハイブリッド車に関しては充電用のUSB端子が2個付属している独立型のセンターコンソールボックスが搭載されています。

ハイブリッド車がおすすめ

コスパに優れたヴォクシーを購入したいと考えている方から選ばれているのが、3代目モデルの前期型であるハイブリッドXです。
ハイブリッドモデルはどうしても高額な印象がありますが、3代目モデル前期型のハイブリッドXは装備や機能が優れているにもかかわらず、中古車市場では費用を抑えて購入が可能です。

新車で購入しようと考えるとどうしてもハイブリッド車の方が大幅に高くなってしまいますが、中古車の場合はそこまでの差はありません。一方で燃費性能はハイブリッド車の方が優れているため、ハイブリッド車から検討してみてはいかがでしょうか。

7人乗りより8人乗りのほうがお得

ヴォクシーのガソリン車には、乗車定員が7人のものと8人のものがありますが、中古市場を確認してみると8人乗りのほうが安いです。
特にこだわりがないのなら8人乗りから検討してみましょう。

リセールバリューに注目

リセールバリュー（再販価値）が高い車ほど中古車販売店の仕入れ値は高くなり、反対にリセールバリューが低い車は割安で購入できます。例えば、2WDのガソリン車でいえば2.0Vや2.0ZS GRスポーツ、4WDガソリン車の場合は2.0Vや2.0X、ハイブリッド車の場合は1.8ハイブリッドX、1.8ハイブリッドVなどは割安で購入できるはずです。

中古車ヴォクシーを購入する際の注意点

ヴォクシーの中古車で購入する際には、どのようなことに気をつけなければならないのでしょうか。注意点をご紹介します。

セカンドシート周りの汚れ確認も忘れずに

内装の汚れを確認する際、運転席や助手席だけでなく、セカンドシート周りもよく確認しておくことが大切です。ヴォクシーはファミリーカーとして人気が高く、小さい子どもを乗せて走る事も多いためです。

走行距離と年式

トヨタの車は10万キロを超えても普通に走るので、そこまで走行距離の短いものにこだわる必要はありません。ただ、大体1年で1万キロ程度走るのが一般的とされているので、これよりも極端に走行距離が長いものは過走行車としてトラブルが起きやすく、注意が必要です。
丁寧に乗られた車なら6年落ちでも十分キレイなものが見つかります。安さを重視して選びたいと考えている方は、7～12年落ちくらいまでで検討してみましょう。

修理車・事故車は要注意

修理車や事故車は表面からは見えない部分が傷んでいる可能性も高いため、できることなら避けておきたいものです。特にフレーム部分を修理したものは修復歴ありとされ中古車価格も大きく下がります。
それほど価値が下がってしまうものともいえるので、安心・安全面を考慮すると修復歴ありのものは避けておいた方が無難です。不安が残るものを購入する際は、長めの保証がついているものを選びましょう。

車検が残っているか

車検が残っているものはお得だといえます。ただし、車検ありといってもどれくらい残っているのかは確認が必要です。中古車の中には、車検が切れているからこそ格安で販売されているものもあります。

エンジンの異音を確認

トヨタはタフな自動車を開発していますが、中古車を購入する際には必ずエンジンにトラブルがないか確認が必要です。特にヴォクシーの中でも60系はエンジントラブルが起きやすいので気をつけましょう。

ヴォクシーは選択肢が豊富

ヴォクシーは中古車市場での流通数が非常に多く、選択肢が豊富です。ただし1台1台状態が異なるので、慎重に選ばなければなりません。中古車を購入する際にはグレードや年式、走行距離、車検などにばかり注目しがちですが、忘れてはいけないのがカーエアコンから発生する嫌な臭いです。
カーエアコンクリーニングがされていないものは不快な臭いを車内にまき散らしてしまうため、カーエアコンクリーニング対応可能な中古車販売店を掲載中の「みんなのクルマ選び」を確認し、安心して中古車選びをしてみてください。